鶴田温泉(Tsuruta Spa 


施設名 鶴田温泉
場 所 青森県鶴田町鶴田字早瀬
源泉名 鶴田温泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉
温 度 65.6℃ pH 8.0 溶存成分総計 6,548mg/kg
(Na2200mg, NH4 3.0mg, Cl 3150mg, Br 12.9mg, CO3 47.9mg)
お湯の様子 薄黄色透明,微アブラ臭,塩味,やや熱め,かけ流し
料 金 390円 営業時間 9:00〜21:00

 国道339号の旧道を鶴田駅方面へ曲がりすぐにある文化通りという横丁にある温泉旅館。浴場部分は公衆浴場として分離営業しており,銭湯料金で利用することができる。 最初入り口がよくわからず,鶴の湯と書かれた建物に入ってしまったらそちらは旅館部で,そちらからではなく別の入り口を案内された。公衆浴場部のすぐ脇には「気楽や」という食堂も併設しており,温泉,旅館,食堂とそれぞれが力を入れた営業をしている。

 浴室は明るい雰囲気があり,洗い場がたくさんある昔ながらの銭湯スタイル。浴槽が4つに仕切られており手前が一番広い。一番広い浴槽のど真ん中奥からお湯がジャグジーとともにモコモコと注がれている。茶褐色透明のお湯からはうっすらモール系アブラ臭が香り,うっすら塩味がある。浴槽のステンレス縁からは少しずつお湯が溢れており,かけ流しされているということがわかる。浴槽底のタイルはヌルヌルと滑り,うっかり浴槽内で転びそうになってしまう。奥の小さい浴槽とはお湯の温度設定が違うようだが,自分にはその差があまり感じられなかった。一番端の水風呂は空だった。強化プラスチックで仕切られたスペースには打たせ湯があり,やや温めの設定だ。どのお湯も同じで茶褐色の塩化物泉が注がれている。良いお湯なのだが,底がヌルヌル滑るのが少しだけポイントダウンといったところか?
 壁のアートといい,昭和時代の古き良き銭湯の雰囲気を十二分に醸し出している。旅館部や食堂が元気なうちはこの銭湯もきっと安泰だろう。

H20/8/30


  
美しい色合いのタイルアートと浴槽群。     こちらが行き過ぎジャグジー。     ステンレスの縁から少しずつかけ流される。

  
  奥に見えるのが打たせ湯。       こちら旅館部の鶴の湯棟      公衆浴場横にある気楽や食堂