温湯温泉(Nuruyu Spa


施設名 ファミリー温泉 山賊館
場 所 青森県黒石市温湯
源泉名 温湯温泉(3号泉)
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(弱食塩泉)
温 度 60.0℃ pH 7.6 溶存成分総計 1,239mg/kg
(Na 383mg, Cl 404mg, SO4 223mg)
お湯の様子 無色透明,焦げ硫黄臭 +微アブラ臭,薄薄塩味,かけ流し
料  金 150円 営業時間 7:00〜22:00

 黒石市の温湯温泉街で一際新しめの旅館で,内湯を持っている珍しい施設。共同浴場の斜め後ろに位置し,駐車場からはやや歩くことになる。共同浴場の駐車場に停めてここを利用したりするともしかすると罰金1万円を取られるのでご注意。なお,ここの入浴料は共同浴場よりも30円安いため,地元民の公衆浴場としても利用されている。

 まず気になるのが山賊館の名前。宿主に尋ねると一瞬頭をひねり,それからふっと微笑み「来てくれたお客さんがありきたりの名前だと覚えてくれないんだよねぇ。」と語ってくれた。なるほど。浴室に向かうと宿主が語っていた「インパクト」を思い切り満喫することになる。
 浴室は脱衣所と洗い場が広めで,さすが地域住民の公衆浴場代わりに使われているだけあるなぁと感じた。浴室の床タイルはピンク色で,目にまぶしい。浴槽の縁取りのタイルは銀色である。インパクトが強いなぁ。そして何よりびっくりするのが湯口。おそらくここだけだろう「モザイクタイル山賊湯口」が一段と目を引く。どうみてもひょうきんな町男の絵にしか見えない。その町男の丸く開いた口からお湯がほわほわと注がれている。湯口付近でしっかり焦げ硫黄臭が感知できる温めのお湯が勢いよくかけ流されている。コストパフォーマンスがすばらしいことと,共同浴場と別源泉という点で一度訪れてみる価値はあると思う。

H18/9/24


  
広い浴室内にある銀色で縁取られた浴槽。   山賊の口から注がれる湯口。モザイクアートです。   かけ流しポイントはそのまま流路になっている。