木筒温泉(Kidutsu Spa 


施設名 ゆったり温泉
場 所 青森県鶴田町木筒字西柳
源泉名 木筒温泉2号泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(食塩泉)
温 度 61.8℃ pH 7.7 溶存成分総計 9,932mg/kg
(Na 3469mg, Cl 5675mg, Fe 0.7mg, Br 45.1mg, I 1.9mg, K 366mg)
お湯の様子 茶褐色透明,薄アブラ臭,塩味, やや熱め,かけ流し
料 金 350円 営業時間 6:00〜22:00

 旧鶴寿温泉が新しい経営者の手により平成24年に改装オープンしたもの。源泉はいつのまにか木筒温泉2号泉になっていた。この日は21時30分に訪れ、閉店の時間までの30分間お湯を楽しんだ。建物自体は以前の鶴寿温泉のものをそのまま使っていて、ダンスホールも以前のままである。

 浴室に入ると、以前のように中央に浴槽があるスタイルではなく、男女の仕切り側のほうに主浴槽、そして奥にシルキーバスが並ぶ。主浴槽には茶褐色透明の塩味のお湯が注がれ、かけ流されている。おそらくジェットバス稼働のために吸い込み口があるが、主浴槽はおそらくかけ流し利用だろう(閉店直前にジェット稼働がストップしたため、正確に溢れ出し量を確認できた)と思われる。このお湯はビリッと熱めで塩味が濃い。お湯からは臭素系のアブラ臭が香る。ジェットバスがうるさいのでゆったり入るにはちょっと大変かもしれない。
 奥に並んだ扇形の浴槽には茶褐色濁りのお湯が注がれ、かけ流されている。こちらはやや温めの適温で、湯口からは30度程度のお湯がドバドバと注がれていた。このお湯は茶褐色のお湯よりはうす塩味で、どちらかというと水と温泉の混合泉といった感じだ。浴槽から注がれるお湯は透明だがお湯の色は濁り湯になっていて、これは浴槽内の穴から気泡を伴ったお湯がどんどん注がれているからである。これが泡を含んでいるため、体中がアワアワになって気持ち良い。湯口付近で温いお湯を肩の上から浴び、のんびりゆったりしていると、突然お湯が熱くなった。ありゃ?さっきまで30度程度だったものがいきなり45度程度まで上昇したのだ。お湯自体も濃い食塩泉になっている。んんん?サウナの横にある水風呂はキンキンに冷えた冷たい水である。中途半端に温い水…、これはもしかして津軽地区標準の「井戸水」でしょうか?不思議に思ったので、入り口横にあるかけ湯に注がれている蛇口2つを確かめてみた。片方からは熱めの塩味のお湯が、もう片方からは先ほど感じた30度程度の水が出ていた。最初は気付かなかったが、さりげなく温い水が使われているようである。帰り際に井戸水のことを店員に尋ねてみると「はい、確かに井戸水は使っています」とのことだった。どう利用しているかわからないが、この温めの井戸水を効果的に使っているようである。この温い水の浴槽があると夏はとても素敵かもしれない。

H25/5/26



こちらはあがり湯。やや熱めの40度。    ジャグジー稼働の主浴槽。ふんわりアブラ臭が香る。    湯口はこんな感じ。茶褐色のお湯です。


こちらシルキーバス。浅めで湯口右壁面に2箇所泡を含んだ湯が出されています。    湯口からは30度程度の低音湯が注がれる。    あれ?熱くなった。お湯の投入を切り替えているのか?


さきほどの上がり湯右側の蛇口から出ているのが30度の井戸水。  ジャグジーの効果で溢れ出しもバッチリ。    閉店直前のジェットが止まった状況。ジェットが止まると循環も無しです。