板留温泉(Itadome Spa


施設名 旅の宿 斉川
場 所 青森県黒石市板留
源泉名 板留源泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性中性高温泉)
温 度 63.5℃ pH 7.21 溶存成分総計 1,929mg/kg
(Na 254mg, Ca 290mg, SO4 941mg, Cl 204mg)
お湯の様子 無色透明,芒硝臭,無味,朝一加水あり,かけ流し,適温
料  金 500円 営業時間 要相談

 黒石市国道102号バイパスから板留温泉に入り一番手前にある旅館。古くからやっている旅館だが内装をリニューアルしたためか見た目と中の雰囲気がずいぶん違っている。 お客さんの状況次第だが,清掃時間以外は日帰り入浴を受け付けてくれる。今回は青森市での仕事に向かう途中の朝一番という時間にふらりと立ち寄らせてもらった。

 入口から入ると民芸品が並ぶ小あがりがあり,それを横目に見ながらそのまま2階まで進む。2階のフロントで日帰りの料金を支払い,今回はすぐ向かいにある大浴場をお借りした。 入口から叫んでもだれも出て来ないし,勝手に上がって2階にたどり着くまでの間「日帰りがOKなの?」「泥棒みたいじゃん」とか不安な気持ちになってくる。度胸が必要か?
 さて浴室だが…,窓が広く,奥に向かって広い浴槽に板留源泉が注がれている。湯温が熱いため岩の間から突き出ている竹筒から少しずつ源泉を注がせている。朝一番は温度調節のためにやむを得ず加水するらしいが,夕方までにはかなり源泉100%まで近づくのだという。お湯は無色透明で若干熱めの芒硝泉で肌にやさしく染みこんでくる感じがし,お湯からは純粋に芒硝臭が香ってくる。芒硝好きの自分にはたまらなく心地よい香りだ。自分が入った分だけお湯がザザーッと流れていく様子にしばしうっとりした。板留共同浴場のようにビリッとくるお湯ではないが,今回のように朝一番で浸かるとついつい長湯してしまう。この日も9:00までにたどり着かなければ行けないところにあやうく遅れるところだった。まわりにある温泉民宿も気になるので,そのうちお湯を借りに行ってみたい。 

H18/9/23


   
2階のフロント前にある大浴場。広々とした湯船に開放的な窓。  湯口の周りにこびりついた芒硝成分の層。    なぜあるかよくわからない桶。お湯は適温。