竜飛崎温泉(Tappizaki Spa


施設名 ホテル竜飛
場 所 青森県外ヶ浜町三厩字龍浜
源泉名 竜飛崎温泉(再?)
泉 質 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
温 度 35.0℃ pH 8.76 溶存成分総計 3,070mg/kg

(Ca 547mg, Na 369mg, SO4 1892mg, Cl 202mg)

お湯の様子 大浴槽、露天風呂)無色透明,塩味,磯臭+薬草臭,加温あり適温,半循環かけ流し
飲泉所)無色透明、甘み+微石膏味、石膏臭+温泉臭、ぬるめ
料 金 500円 営業時間 11:00〜20:00

 ごらんあれが竜飛岬北の外れとぉ〜♪。石川さゆりの津軽海峡冬景色に出てくるフレーズを口ずさみたくなるような階段国道339号の出口、竜飛岬歌碑のすぐ前にある大規模ホテル。平成19年にリニューアルし、旧浴室側を駐車場に、右側に新たに新館棟を建てて、新たに浴室も作り直したのだそうだ。日帰り客はお食事どころ入り口からスリッパに履き替えてフロントへ向かう。

 新館の立派な建物の1階に龍神の湯、雷神の湯と2つの浴室があり、今回は雷神の湯を利用した。入り口から入ると明るい感じの脱衣所があり、そこには源泉の飲泉所もある。成分表を見ると硫酸塩泉だ。どちらかというと石膏泉の表示である。あれ?他の湯先輩のレポだとここは塩化物泉だったはず?…。不思議な気分になりながら飲泉所のコックをひねってみると、温い源泉が出てくる。口に含むとペタペタした感じの石膏味だ。香りもなかなか素敵な香りがする。源泉がチェンジしたのか、と思い、早速浴室へ入った。横長のタイル浴槽の縁からお湯が溢れているのが見える。沢山のお湯がドバドバ注がれているが、その半分くらいの量が溢れているところを見るとおそらく半循環かけ流しと思われる。お湯からは磯臭に何か薬草のような不思議なが香ってくる。先ほど飲泉所で味わったお湯とはまるで別物だ。口に含んでみるとこちらはしっかり塩味があるのだ。ううん???
 続いて小さい石組みの露天風呂へ行ってみた。閉鎖的な雰囲気があるが、景色が良く、こぢんまりとお湯を楽しめる造りだ。こちらのお湯も内湯と同じで、塩味がするものだ。やや温めの設定だがしっかり塩味、潮臭がするので、明らかに飲泉した源泉とは違うのだ。こちらのお湯は循環利用されている。
 しばらくこの小さな露天風呂で遠くにうっすら見える北海道を眺めながらのんびりと過ごした。ふわりと香ってくる磯臭も心地良い。循環というよりもかけ流しのようなイメージのするお湯だ。もしかすると廃湯口を浴槽の底に設定し吸い込んでいるだけなのかもしれない。予定を大きく変更してじっくりお湯を味わわせてもらいました。

 帰り際、もう一度飲泉所で味を確認し、フロントの女性に源泉について尋ねてみた。すると、新しく新館を建てた際に掘り当てた源泉がそれで、以前の源泉はもう利用していないということだった。どう見ても「浴用→旧塩化物泉」「飲用→新石膏泉」のような気がするのだが…?他の人の体験レポートを心待ちにしています。

H22/8/17


  
こちらが内湯。ドバドバ注がせ、そして溢れさせています。   湯口のドバドバと竜飛漁港。    こちらが飲泉所です。このお湯が違うんです。

  
こちらが露天風呂。狭いながらも素敵な空間。    お湯が注がれる量もそんなに多くないです。   露天からうっすらと北海道が見えます。