嶽温泉(Dake Spa 


施設名 民宿 春霞荘
場 所 青森県弘前市常盤野字湯の沢
源泉名

嶽温泉
(嶽温泉旅館組合4〜5号集湯槽,6〜8号集湯槽)

泉 質 酸性-カルシウム-塩化物泉
温 度 46.9℃ pH 2.65 溶存成分総計 2,959mg/kg

(Ca 259mg, Al 49mg, Mg 51mg, Cl 1061mg)

お湯の様子 白濁,かけ流し,硫黄臭,酸味 
料 金 350円 営業時間 8:00〜20:00

 嶽温泉の温泉街の一番西の外れに位置するちょっと見た感じでは民家風の宿。主立った看板などが無いため,入口に書かれている文字だけが頼りになる。華やかな温泉街とは別で静かな雰囲気をもっている民宿。

 入口から入ってそのまままっすぐ進んだ突きあたりに男女別の内湯がある。小綺麗な内装で,脱衣所も浴室内も明るい雰囲気が漂う。そんな明るい脱衣所の中で一番目を引いたのが浴室へ通じる扉である。この扉「大空に浮かぶ雲」のような磨りガラス(写真参照)をしている。わくわくしながらその扉を開けると,そこに広がっているのは実にシンプルな世界だった。タイルばりの浴槽が一つあり,浴槽が浴室の半分を占めている姿になぜか非常に感動してしまった。その浴槽の縁からドバドバとお湯が流れ出しているのである。扉を開けた瞬間に漂ってくる硫黄臭もまたたまらない。無色透明でビリリと熱いお湯に体を沈めると,もわもわと底に沈んでいた湯花が舞い上がってきた。あっという間にお湯が白濁し,別物のお湯に変化してしまった。無色透明でも白濁でもビリリと来る熱さや心地よい硫黄臭は変わらない。湯口付近に行くとさらに熱く感じる。これは気持ち良いです。熱湯好きにはたまらない心地よい熱さです。
 オーバーフローしている地点に体を横たえてみると,浴槽の正面全体から流れてくる熱いお湯に体がビリビリと温めらる。これは熱くなりすぎてトド向きではないかけ流しスポットだ。トドになっているとあっという間に体が真っ赤になってしまう。その後,気を取り直し何度もこの硫黄に浸かり体を真っ赤にした。
 嶽温泉でまた一つお気に入りの宿が増えてしまった。熱めのお湯にじっくり浸かりたいときには間違いなくここを再訪しそうである。ちなみにこの旅館が今年の記念すべき100湯めになったことを付け加えておく。

H19/3/28 


  
最初は無色透明だったお湯を,浸かってかき混ぜていくと,   みるみるうちに…   真っ白に濁ってしまいます。強烈な白濁,様子がわかりますかね?


  
湯口から垂直に勢いよく源泉が注がれる。   入口の扉は空の上の雲をイメージか?。