湯坂温泉(Yusaka Spa)
施設名 民宿 石楠花荘 場 所 青森県むつ市田名部字宇曾利山 源泉名 湯坂1号泉 泉 質 単純硫黄泉(硫化水素型) 温 度 46.8℃ pH − 溶存成分総計 1,726mg/kg (Na 133mg, HCO3 142mg, Cl 205mg, SO4 102mg, HS 13.1mg, CO2 719mg)
お湯の様子 白濁,ぬるめ,硫化水素臭,苦味+たまご味,かけ流し 料 金 200円 営業時間 その日によって変化,要問い合わせ 冬期休業
むつ市の中心部から県道4号線を北上し恐山を目指す。恐山の手前にひっそり建つお食事処兼民宿がしゃくなげ荘だ。恐山が開山している時期のみの営業で,宿泊客がいない時間帯のみ利用できる。
ラーメンと書かれた暖簾をくぐるとひっそりした食堂ロビーになる。そこで料金を支払い,奥の方へと通路を歩くと一旦外へ出る。外に出て右側に宿泊棟と浴室がある。この日は男湯のみにお湯がはっていたのでそちらを利用させてもらった。
広い浴室の片隅にポツンと浴槽があり,白濁うっすら水色気味の硫黄泉がトポトポと注がれ,床の穴にかけ流されている。浴室全体に漂う硫化水素臭はまるで日景・なりや温泉などで嗅ぐことができる強烈な硫化水素臭だ。ぬるめのお湯に浸かっていると本当に幸せな気分になれる。湯口でお湯をすくい口に含んでみるとタマゴ味の中に苦みが入っていて飲むのにはちょっと辛い味だ。すぐ近くの酸性硫黄泉の恐山とは違い,こちらは酸味が無く弱酸性といったところか。温いお湯に浸かっていただけなのに体が真っ赤になった。
まわりにはたくさんの湯沼があり,温泉マニアの中では入浴している人たちもいるが,その湯沼周辺の窪みには硫化水素などがたまりやすいので本当に危険である。そういう無茶なことはせず,ぜひこの施設の維持に貢献していってほしい。H21/7/18
広々とした浴室の中にぽつんとある浴槽。 パイプから注がせる適温のお湯。苦みがあります。 こちらが食堂の裏にある独立した湯小屋。