山田温泉(Yamada Spa)
施設名 山田温泉旅館 場 所 青森県鶴田町字小泉 源泉名 小泉温泉 泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹-食塩泉) 温 度 61.0℃ pH 6.8 溶存成分総計 4,743mg/kg (Na 1500mg, NH4 4.6mg, K 81.6mg, Cl 1780mg, HCO3 973mg, CO3 45mg) お湯の様子 茶褐色透明,はっきり塩味,かけ流し,熱め,臭素臭+微モール臭 料 金 宿泊で利用 営業時間 16:00〜9:00
鶴田町の鶴田駅裏にある公衆浴場山田温泉に併設する温泉旅館。旧館と新館があり,旧館が公衆浴場側,新館は横にあり,旧館は日中家族風呂として利用されており部屋に浴室がある。新館には部屋風呂が無く変わりに宿泊者専用の浴室がある。今回は1泊朝食付き5250円で宿泊利用した。
宿泊者専用浴室は新館の左端にあり,男女別の小振りな浴室。小さめの脱衣所を抜けると奥に建物の形に合わせた四辺形の浴槽が1つある。四辺形の浴槽に茶褐色透明で熱めのお湯がかけ流されている。源泉温度を考えると湯口の時点で若干加水調整されている物と思われる。公衆浴場の源泉と同じなのであるが香りが全然違っている。公衆浴場の方は,高い天井,広い空間があるためこの香りが全て飛んでしまっているが,この小さな浴室内には臭素臭とモール臭が混じったようなにおいが思い切り充満する。これはすごいです。つんと鼻に来るにおいが徐々に慣れ,心地よい香りへと変わっていく。山田温泉がただのアブラ臭温泉だとばかり思っていたのが覆りました。
ここは宿泊者専用浴室なので,一般の日帰り入浴はできません。旧館,新館どちらでも宿泊した人のみが利用でき,夕方4時〜朝9時まで利用できる。それ以外は大浴場(公衆浴場)を利用することになる。部屋にもお風呂があり,こちらはかなり小さめ。浴室内の天井から床のスノコ,浴槽まで全て木で造られており,木の香りと臭素臭がぷんぷん充満している。自分で熱い源泉を調節しながら浸かれるのもとても良い。源泉湧出口が浴槽の底に2箇所あり,そこに座っていたりするとうっかりやけどしてしまう。ちょうど真ん中に座ってゆったりするのが良いだろう。旧館だと部屋に風呂が付くが,新館だと部屋に風呂が無い。当然のことながら旧館の部屋を予約するのがベターでしょう。
津軽へ訪れた際のちょい宿にはベストポジションで,ここから弘前,五所川原,深浦方面へはすぐにいける交通の便の良さがある。
H19/1/6宿泊
久しぶりにこの木風呂に入りたくなり、贅沢にも家族風呂を単独利用しました。1時間で1100円で利用です。浴槽底の湯口からお湯がコンコンとわき出ていて、この日の浴槽温度は44℃とやや熱めの設定でした。木の香りとアブラ臭と鉱物臭が混じってとても良い湯浴みができました。やはり山田温泉は家族風呂が一番素敵ですね。
H24/10/14
こちらが宿泊者専用浴室。狭めだが香りが大爆発。熱め。つるつる。 湯口付近の香りが最高です。 かなりの量をかけ流しています。
宿泊者専用浴室入口。この暖簾の奥に男女別の入口がある。 木で造られた浴室,1人から2人サイズの浴槽。 浴槽の底から熱いお湯がじわじわと注がれる