十和田湖温泉(Towadako Spa 


施設名 十和田おいらせ荘
場 所 青森県十和田市法量字栃久保
源泉名 十和田湖温泉
泉 質 単純泉(低張性緩和性高温泉)
温 度 57.0℃ pH 6.5 溶存成分総計 511mg/kg

お湯の様子 微白濁透明,微微酸味,白い タマゴスープ湯花,硫黄臭,かけ流し
料 金 400円 営業時間 9:00〜22:00

平成24年3月末で閉館しました。良い施設だっただけに、涙腺が…。


 国道102号線から焼山温泉郷に曲がらず,川を渡り上流方向へ進んだ先にある学校法人青森山田学園が管理する旅館。昔は青森県地方職員共済組合「甲南荘」という名前だったが廃止となり,山田学園が譲り受けて名前を「十和田おいらせ荘」と変えて現在に至っている。

 大きな建物に入ると中に入った瞬間からはっきり硫黄臭を感じる。受付でお金を払い,左奥の突き当たりに男女別浴室があり,それぞれに内湯が1つずつある。男性浴室がちょっと広め。さらに女性浴室の奥に小さい家族風呂がある。奥に広い浴槽の一番奥に古代のモニュメント状の湯口があり,湯気でかすんで見える。ずいぶん奥にあるんだと改めて感じさせる。手前の浴槽縁からどんどんお湯がかけ流されていく姿が実にダイナミックだ。浴室内には硫黄臭が充満し,硫黄好きにはたまらない状況になっている。この日は湯がフレッシュだったため微白濁透明でタマゴスープ湯花が舞っている程度だったが,時間が経つ毎にどんどん白濁していくらしい。底に沈んでいる湯花を舞い上がらせるとすごいことになる。家族風呂が狭めで700円という安価で利用できるため,そちらもいつか利用してみたい。 

H19/2/17

  
男性用内湯浴槽。奥に広めな珍しいタイプ。   湯口は大館清風荘に似た湯口。ハッキリ硫黄臭ありです。  湯ノ花,湯の華,湯の花・・・。


 何となく硫黄泉に浸かりたいという気分から,近場のおいらせ荘に行ってみました。管理人から,今日は湯花がバッチリだよ,と声を掛けられ,勢いで「家族風呂で!」と大枚はたいて家族風呂を利用しました。扉を開けるとプーンと硫黄臭が香ってきます。うんうん,これこれ。今日は久しぶりに硫黄の気分だったので,その気分は一気に高まりました。かき混ぜて47℃。相変わらず熱い。けれどそんなの何のそのです。湯花を舞わせていざ体を沈めました。ビリビリと刺しこんでくる熱さが体にとても心地よさを生みます。慣れればこっちのものです。2度ほど入ったり出たりを繰り返したら湯温が45℃まで下がりました。汗を出してはまた湯にちょっと浸かり,また汗を出す。これをひたすら1時間繰り返しました。
 久しぶりに内から出てきた硫黄の気分を満足させてくれた素敵な1湯でした。

H21/3/15

  
雪が残る初春の季節,すばらしい青空でした。    湯気が篭もっている先にある小振りな浴槽。   3段になった独特な湯口。硫黄スープ湯花。