十和田湖温泉(Towadako Spa 


施設名 奥入瀬グリーンホテル
場 所 青森県十和田市法量字焼山
源泉名 十和田湖温泉
泉 質 単純泉(低張性緩和性高温泉)
温 度 57.0℃ pH 6.5 溶存成分総計 511mg/kg

お湯の様子 無色透明,微微酸味,白い湯花,微微硫黄臭,かけ流し
料 金 400円 営業時間 12:00〜15:00以外で常識的な時間

 国道102号から焼山スキー場方面へ曲がり,正面登り口のすぐ横にある鄙び系ホテル。受付玄関の電気が消えていて,心配になり呼べど叫べど最初はだれも現れなかった。一見営業していなさそうに見えるがしっかり営業しており,しばらくすると女将さんらしき人が出てきて対応してくれた。入口の自動ドアが妙に元気がない。

 男女別の浴室が1つずつあり,それぞれに内湯が1つと露天風呂が1つずつ付いている。分析表を見る限りでは法量で湧出している十和田湖温泉(単純泉)という表記だが,この地区は猿倉からの引き湯がメインのはず・・・?
 不思議な気持ちで浴室に入ると無色透明なお湯が張られた浴槽からは硫黄臭がしない。巣箱型の湯口から注がれるお湯は熱めでほぼ無臭だが浴室全体にはほんのりと消毒臭が香っている。午後2時という訪問時間のためか,浴室清掃後だったらしくどうしても消毒の香りが鼻を突いた。しかしほんのり香る程度であるし,お湯や浴槽からは温泉の香りしかしてこないので全然不快な感じはしない。一旦ちらりと浴槽に身を沈めた後そそくさと露天風呂へ向かうと,こちらは小さめの石造りの浴槽に先ほどの無色透明なお湯が注がれかけ流されていた。香りを嗅ぐと,ほんのり硫化水素の香りがする。お湯もビリリと熱めのお湯でほんのり酸味を感じる程度。浴槽の底からはふわふわと白くて細かい湯花が舞い上がってきた。これはどう見ても単純泉ではない。おそらく十和田湖温泉と猿倉からのお湯の混合ブレンド泉ではなかろうか?洗心荘や十和田市民の家とはあきらかに違う浴感で,どちらかというとこちらのほうが自分的には好きである。何だかんだ言って,結構気に入りました。 

H18/10/21


 
こちらが内湯。浴室内に消毒臭が若干香っていたがかけ流し。  鳥の巣箱湯口。実に不思議な形をしています。

  
露天風呂の外は見事な紅葉。香りもほんのり氏か香らない程度の硫黄臭。内湯よりも源泉投入量は多い。  浴槽内を舞う白くて細かい湯花たち。