大沢温泉(Osawa Spa 


施設名 厚生年金つがる富士見荘
場 所 青森県鶴田町廻堰字大沢
源泉名 大沢温泉2号泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉
温 度 44.5℃ pH 7.0 溶存成分総計 3,303mg/kg

(Na 980mg, Cl 1301mg, HCO3 482mg, CO2 197.9mg, Br 4.2mg)

お湯の様子 薄茶褐色透明,金気臭+硫黄臭,炭酸味+弱塩味,やや熱め,かけ流し
料 金 350円 営業時間 7:30〜21:00

 鶴田町と旧森田村の市町村境付近にある津軽富士見湖の湖畔にある公共の宿。今回は実家の母を連れて家族サービスに宿泊で訪れた。日帰りで利用できる大浴場と宿泊者専用の本館大浴場があるため,2つに分けてレポートする。思えば30年ほど昔に親戚の集まりでここに宿泊しているので,考えてみると30年ぶりの再訪ということになる。紅茶色のお湯というイメージと,ゲームコーナーで遊んだという思い出しかないが…。

 入り口は2つあり,普通の正面玄関,そして日帰り客専用の入り口がある。日帰り客は入り口で区別され,フロントで料金を支払って奥へ進むことになる。日帰り客が主に利用できる大浴場は一旦地下道を通り隣の旧館浴場へ進む。男女別の内湯がありそれぞれ広々とした内湯がある。浴室に入ると手前と奥の2段に分かれているのがわかる。下の段は四角い浴槽で加水用の蛇口がある。上の段はパックマン型の浴槽で,こちらは加水用の設備が無いため源泉がそのまま注がれる。それぞれに洗い場があり,利用客は好きな方を選んで入っている。お湯は茶褐色透明でうっすらモール臭が混じった金気臭がする。熱めのお湯は心地良く,少しだけつるつる感がある。口に含んでみるとうす塩味+炭酸味がする。ここはここで十分満喫できる良い湯だ。サウナの前にある水風呂は冷たいというよりは温いという言葉が当てはまる25℃前後のお湯で,黒い湯花が舞っている。こちらはこちらでかなり気持ちが良かった。350円で利用できると考えるとかなりお得だろう。
 ちなみに自分の記憶にあるつがる富士見荘の記憶はこんな感じのイメージだったような気がする。

  
日帰り用入り口は正面玄関の脇にある。   日帰り客が主に利用する大浴場。2段になっている。   こちらが下の段にある四角いタイル浴槽。

  
こちらが上の段のパックマン浴槽。こちらは源泉が常に100%。   パックマン浴槽の奥に水風呂。     水風呂は約25℃の低温泉。黒湯花が舞います。


 つがる富士見荘 に1泊2食付き9900円(休日料金)で宿泊しました。部屋からは日本で1番長い木橋である「鶴の舞橋」を絶妙な角度で見ることができ,心まで癒されリラックスできる。夕食はひつまぶしにうどん,タンの塩焼きなど食べきれないほど出され,案の定,全部食べきれませんでした。朝食も標準的なもので,リンゴやホタテなど青森らしい食材で彩られていました。
 さて,宿泊者専用浴室(とはいえ 9:00〜16:00までは一般も利用可能)だが,こちらは鶴の舞橋に一番近いところに作られた展望湯小屋である。男女別の内湯が1つずつあり,それぞれ小さいながらも広々とした浴室だ。窓からは岩木山と津軽富士見湖,そして鶴の舞橋が展望できる。浴槽に張られたお湯は日帰り用の大浴槽と同じだが,源泉のフレッシュさが格段に違っていた。砲台湯口から注がれるお湯は茶褐色透明で,湯口では硫黄臭と金気臭が混じって香る。お湯は濃いめで塩味と炭酸味が混じった味がし,五所川原周辺のお湯というよりは森田の炭酸泉に近い感じがする。当然のことながら体中に気泡がつき,泡にまみれることになる。湯温はやや熱めの43℃。源泉をそのまま注がせているのがわかる。実にすばらしい湯づかいだ。湯上がりは汗が噴き出すがすぐにさらりとするのが特徴だ。ここの浴室は上品でとても良いです。日帰りでも利用できるので,個人的には日帰りで利用する際は時間を選んでこちらの浴室を利用したいと思った。

H20/9/14宿泊

  
宿泊したつつじ(202号室)の部屋。広いです。    夕食は結局食べきれませんでした。   こちらこぢんまりした朝食。おいしくたいらげました。

  
本館大浴場。狭いが眺望抜群。     円形トーチカ湯口。ロボット砲台湯口とも言う。    かけ流し量がすばらしく多い。お湯も新鮮ってこと?

  
泡付き抜群のお湯で,あっという間にアワアワアワ…。     こちらかけ湯の浴槽も源泉100%。   部屋から見える鶴の舞箸。朝日を浴びてさらに美しい。