十和田湖畔温泉(Lake Towada Lakeside Spa 


施設名 十和田湖グランドホテル 南館
場 所 青森県十和田市休屋
源泉名 十和田湖畔温泉第1号
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉
温 度 34.8℃ pH 溶存成分総計 1,737mg/kg

(Na 350mg, Ca 115mg, SO4 487mg, Cl 302mg, HCO3 341mg)

お湯の様子 内湯)無色透明,無味,しっかり消毒臭,加水あり,加温あり,循環,熱め
露天)無色うす濁り透明、無味、薬臭+温泉臭、加温あり、半循環かけ流し、適温
料 金 通常は日帰り設定無し 営業時間

 十和田湖冬物語に家族で行った際に宿泊で利用したホテル。1泊3食付きで5800円という破格の設定で、朝食も夕食もバイキング形式、昼食は希望者に弁当が出るというもの。食事の会場までの移動などを考えると本来なら本館が取れれば良かったのだが、申し込みが遅かったので本館から100m程離れた場所にある南館に泊まることになった(これが後で吉と出る)

 南館入り口には「日帰り入浴は本館で」という張り紙がある。南館にも浴室はあるのだが、こちらは通常は営業しておらず、宿泊客が多い場合のみ営業する形式なのだ。早速浴室を覗いてみた。小さめの内湯が1つあり、奥へ露天風呂「山帽子の湯」へ向かっての通路が見える。内湯が強烈な消毒臭が香っていたためにパス。その奥に小さいながらも趣のある露天風呂があった。この露天風呂、見るとお湯が溢れている。内湯のような消毒臭も香ってこない。溢れ湯は見た目で洪水のように流れている。こ、これはかけ流し?と一時的に目を疑ってしまった。十和田湖温泉は源泉地からローリーで運んでいるというイメージがあったのでかけ流すということはつまり「運搬」「加温」「かけ流し」と、3つの贅沢な加工を行っていることになる。さすがにそれはないでしょうと思いながらお湯に浸かってみた。うっすら薬系温泉臭が香る適温のお湯で、浴槽の底は深めだ。当然入った分だけ溢れ出していくのが見える。湯口からは多めの投入があり、時間帯で熱くなったり温くなったりしている。浴槽の底にも小さな穴の湯口があり、熱めのお湯が追加投入されている。浴槽手前には2ヶ所吸い込み口があり、半循環で利用しているものと思われる。溢れ出しが多く見られたのはおそらく追加投入されている湯量が吸い込み量を上回った時間帯だったためだと思われる。
 それにしてもここは気持ち良い。まさかまさかの良いお湯に出会ったため、夜中と朝方それぞれ1度ずつ合計2時間近くこのお湯を楽しませてもらった。やはり宿は泊まってみなければわからないということですね。

H23/2/5 宿泊


  
部屋もこぢんまりしていて、湖側の眺めも良し。   バイキング形式の夕食と朝食。これで5800円は破格?  この茶碗でご飯を食べます。不思議な感じです。

  
こちら内湯。強烈に塩素臭が香ります。    この湯口のお湯には触りもしませんでした。   こちら入った瞬間びっくりした露天風呂。何と溢れています。

  
湯口からは加温調整されたお湯が注がれる。  こちらが朝一番の露天風呂。香りが良いです。    熱めのお湯が底からつぎ足されていました。