六戸宝温泉(Treasure Spa)
施設名 宝温泉 場 所 青森県六戸町犬落瀬字後田 源泉名 後田温泉 泉 質 ナトリウム-塩化物泉(弱食塩泉) 温 度 45.8℃ pH 7.8 溶存成分総計 4,760mg/kg お湯の様子 無色透明,塩味,弱硫黄臭,熱め,かけ流し 料 金 200円 営業時間 6:00〜10:00
R45旧道で六戸中心街を走ると国道側に一際高い煙突が見える。そこが宝温泉である。駐車スペースが狭く、最高でも3台しか停められない。番台のおじいさんが名物という噂を聞いたが、やはりなかなかの人物であった。
番台に座っているおじいさんは推定年齢>75才。入れ歯の音をかたかたさせていた。番台にお金を払おうとして200円を置いたら,「何だ?」とおじいさんに尋ねられた。こちらも大声で「お風呂お願いします!」と叫んだら,「おぉ、そうか」といっておつりを20円出してくれた。(計算は大丈夫らしい。※値上げで現在は200円)
お湯はかなり熱めの濃食塩泉。2つあるタイルの浴槽はどちらも熱めで、向かって左の浴槽は成分が付着して茶色く変色していた。あまりにも熱いので埋める入浴客がいたが、その客の方を遠い目で見ながらおじいさんは「うめんなょ、おぃ。」とつぶやきながら嘆いていた。入れ歯の音を立てながらもしっかり見ているようだ。あまりにも熱かったので10分程度で上がり、そそくさと着替えて帰ろうとしたら、おじいさんは「おぅ、おめぇらハエェな!」と捨てぜりふをはかれた。
この番台のおじいさんが健在である限り、宝温泉は安泰だなと感じた。H14/8/17
再訪しました。久しぶりに再訪したら番台のおじいさんは不在でした。体調を壊して寝ているとのこと。健在なので良かった。ちなみに今回普通のおじさんがいたので話が通じ,宝温泉の歴史を伺えた。もともと普通の銭湯で「たから湯」と言った。その名残で後に煙突が残るが,今は源泉を掘り当ててから一切使っていないとのこと。なるほど。おじいさんに聞いたときは全く答えになっていなかったが,今回ので謎が全て解けました。お湯自体はなかなか良いものです。アチチのお湯に泡がたくさん舞う名湯です。料金も六戸で1番安いし,個人内評価はぐんとアップしました。
H18/7/28再訪
年季の入った浴槽。奥が熱め,手前も熱め。違いは深さのみ。 この色づいた浴槽の縁。今にも崩れそうなタイルのはげ具合。 深い浴槽はジェットバス方式で源泉投入。
浴槽の壁はタイルアート。なかなかの力作。 秋の宮博物館も真っ青のレトロな現役アメニティ。 体重計に「Kg]の横に「貫」の表示もある。