しゃこちゃん温泉(Syakochan Spa 


施設名 つがる市木造福祉交流センター「花しょうぶの館」
場 所 青森県つがる市木造若緑
源泉名 若緑温泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉
温 度 51.0℃ pH 7.7 溶存成分総計 9,402mg/kg
お湯の様子 茶褐色透明,かけ流し,濃い塩味,弱アブラ臭 
料 金 320円 営業時間 9:00〜22:00(4月〜9月)、〜21:00(10月〜3月)
第2・4火曜日定休

  国道101号から稲垣村方面へ向かい,木造町役場を目指す。役場のすぐ前に大きなセンター系の建物が見えるのでそれが温泉。しゃこちゃんの語源は地元亀岡遺跡で発掘された 「遮光器土偶」で「しゃこちゃん」らしい。

 浴室に入るとまず花柄模様の不気味な丸い浴槽が目にはいるが,パスして奥へ向かう。ジャグジー風呂よりもさらに奥へ進むと,熱めの浴槽が1つあるのでそこが一番源泉の濃さを味わうことができ,落ち着いて浸かることができる。どの浴槽にも茶褐色透明で塩味がするお湯がかけ流されている。 しかもうっすらアブラ臭も香る。数多くの内湯のうち,一つが何となく露天風だが,室内なので露天とは呼べないのでは?と疑問符がついてしまう場所もある。値段の割にはかなり設備が充実しているので,コストパフォーマンスはかなり高い。ここのアブラ臭は津軽では平均よりやや低めなアブラ臭。津軽ランクで言うと下の上。近くのあずまし温泉いい湯だなと同じ系統の湯なので,好みに合わせて選ぶと良いかもしれない。

H16/8/16 

  
熱湯で一番源泉が濃い浴槽からジャグジー浴槽を望む。   これが露天風の不思議な浴槽。確かに天井に向かってかなり開放感があるが・・・


 以前に訪れたのが10年前だったのでどんな風になったのか気になって行ってみようと思い、近くに来たついでに立ち寄ってみました。

 入ってすぐあるジャグジー浴槽は相変わらずヨーロピアンテイストな模様の正8角形浴槽で、ジャグジーがすごすぎて脇に泡がたまっていました。正面浴槽もジャグジーがついていて、42℃程度と適温の茶褐色湯が注がれ、かけ流されています。この大きな浴槽をしっかりかけ流しで保っているのはすばらしいことです。奥には打たせ湯と熱湯浴槽があります。熱湯浴槽は45℃とびりっと熱め。打たせ湯は大浴槽と同じ温度でした。今回の大発見はサウナの脇にある水風呂です。まさか津軽エリアなのでここも隠されていると思ったのですが「やっぱり茶褐色の地下水」でした。湯温は25℃程度。熱湯浴槽と水風呂でループの完成です。これは良いです。320円という安価な値段でここまで設備が充実していて、湯遣いが良いとなるともう脱帽以外の何もありません。
 最後に特徴的だった露天風呂風岩風呂ものぞいてみました。閉所恐怖症の方は無理かもしれませんね。天井がグリーンにライトアップされているのが印象的でした。

 脱衣所の脇に休憩スペースがあるのですが、こちらが足をゆったり伸ばして座れるリクライニングソファやテレビが備わっており、ゆったりと無料で利用できます。入り口の正面にも畳敷きの無料休憩スペースがあるので、本当に至れり尽くせりの施設でした。なぜ再訪していなかったのか、そこだけが悔やまれます。

H26/8/8 


  
こちらが主浴槽。半分ジャグジー。でもしっかりかけ流し。    湯口から注がせる量は少な目です。    こちら水風呂。しっかり茶褐色の地下水です。

  
奥にある左が熱湯浴槽。右が打たせ湯。      熱湯湯口。主浴槽と同じ量注がせています。熱いわけですよ。   こちら閉鎖的な露天風呂空間。天井を見上げると。

  
グリーンのライトアップが妙に気になります。   入り口すぐ横にあるジャグジー風呂。強烈なジャグジーです。   横にたまる泡が東京湾の波打ち際に見える…。