下風呂温泉(Shimofuro Spa) 


施設名 長谷旅館(角長旅館とも言う)
場 所 青森県風間浦村字下風呂
源泉名 大湯2号源泉
泉 質 含石膏・食塩硫化水素泉
温 度 60.5℃ pH 3.0 溶存成分総計 4,271mg/kg
お湯の様子 無色透明(白濁の日もあり),酸味,硫黄臭,あつめ,かけ流し 
料 金 300円 営業時間 9:00〜15:00

 R279を大間岬方面へ向い、風間浦村に入ってから国道沿いに下風呂温泉街が見えてくる。下風呂温泉街に入りそのまま大通りを進むとすぐ右手にある。小説家井上靖氏がこの旅館に籠もって小説「海峡」を執筆したことはあまりにも有名。館内に自作の原稿が多数展示してある。

 浴室へ向かって2度ほど階下へ下る。男女別の内湯が1つずつある。細長い浴槽に硫黄臭がたっぷりの大湯2号泉が注がれる。この日は無色透明だったが普段は白濁しているらしい(女湯は白濁だったそうです)。大湯2号源泉を利用している施設はわかっている限りではここだけなので,下風呂を全て知るには欠かせないお湯。(参考まで,旅館のすぐ裏に別源泉の海辺地源泉の井戸があるがこれは三浦屋他3軒に引かれている。)長谷旅館の源泉は大湯共同湯と微妙に違う源泉らしいが,共同湯と同じ源泉を使っている宿がおおぎやとまるほんの2軒あるので今度は入って比べてみたい。石を組んだ湯口からとぷとぷとお湯が注がれおり,湯温はびりびりと熱めで最初に入るときにはちょっと躊躇してしまう。湯面から硫黄臭が香り,湯上がりの体にもしっかりと硫黄臭が染みこむ。
 窓から道路越しに海が見えてとてもリラックスできる。お湯から上がった後で,階段をまた上ってこなければ行けないので上がった後の体力は温存しておきたいところ。

H17/2/11


   
無色透明な日の浴槽。硫黄臭は抜群です。   白濁の日の浴槽。これはこれで味わい深いです。   湯口は石組みしています。加水は自分の好みで。