下風呂温泉(Shimofuro Spa) 


施設名 まるほん旅館
場 所 青森県風間浦村字下風呂
源泉名 大湯1号源泉
泉 質 含石膏・食塩硫化水素泉
温 度 64.0℃ pH 3.0 溶存成分総計 4,228mg/kg
お湯の様子 白濁,酸味,濃い硫黄臭,あつめ,かけ流し 
料 金 500円 営業時間 旅客に影響が出ない時間帯で

 下風呂温泉街の中央に位置し大湯共同浴場の向かい,旧下北鉄道跡のアーチ橋の横にある旅館。大湯1号源泉(共同浴場と同じお湯)が供給されている。それまで2度アタックしたことがあるが毎回「日帰りはやっていない」ということで断られてきたが,今回は運良く入浴できた。

 脱衣所に入ると天井が低くぶつけるのを防止するための「頭上注意」の看板が2枚もあった。浴室へ向けては下へ下るアプローチで,正方形のこぢんまりした浴槽が目に入る。これはびっくり。小さい浴槽の分大湯源泉が濃厚なまま堪能できるではないか。正方形の浴槽に最初透明っぽいお湯が注がれているように見えたがこれが間違いで,底にふわふわと湯花がたまっている状態だった。お湯に浸かると一気に白濁が広がり,気が付いたら硫黄まみれ,強烈な白濁に変わっていた。これは気持ちがいいです。鼻の奥にダイレクトに香る硫黄臭,そしてからみつくような浴感。大湯共同浴場と同じお湯なのに,なぜこんなに気持ちがいいのか。
 ここは新湯共同浴場と同じ新湯源泉を利用している佐々木旅館と同じで,温泉街にある大湯共同浴場と源泉が同じながら共同湯とは違った味わいを感じることができる貴重な旅館である。浴槽が小さいことと,浴室が狭い分だけお湯の力強い個性(香り,色,湯触り)にうっとりすることができる。共同浴場より値段設定が安いのもポイント。おすすめです。

H17/4/30 


  
一番最初は透明っぽかったお湯だが・・・。     徐々に白濁していく様子。色の変化がわかりますか?     あっという間に白濁し,手が見えなくなった。

  
湯口はなぜかひもで固定してありました。   この階段から下るアプローチがなぜかそそるんです。   脱衣所からの入口。私は頭をぶつけました。