猿倉温泉(Sarukura Spa 


施設名 猿倉温泉旅館
場 所 青森県十和田市奥瀬字猿倉
源泉名 猿倉温泉4号泉
泉 質 単純硫黄温泉(硫化水素型)
温 度 62.9℃ pH 6.2 溶存成分総計 567mg/kg

(SO4 196,4mg, HS 1.4mg, H2S 9.6mg)

お湯の様子 水色白濁,硫黄臭,弱硫黄味,かけ流し
料 金 500円 営業時間 9:00〜15:00(11月〜5月 冬季閉鎖)

 南八甲田連邦の登山口としてベースキャンプを果たす旅館。国道103号谷地温泉付近にある。行けば大きな看板が誘導するのでそれに従ってやや山道を入ればたどり着ける。

 本館の大浴場と露天風呂,宿泊棟にもう一つ,そして部屋に風呂が着いたコテージが3棟ある。以前訪れたときはこんなに立派じゃなかったが,最近の秘湯ブームで一気に様相を変えた。
 お湯はあいかわらず良いお湯である。空の色を移したようなスカイブルーの白濁したさっぱり系の硫黄泉。酸ヶ湯や八甲田温泉が酸性系の白濁泉なのに対して,猿倉はやさしい感じの硫黄泉。それが惜しみなくかけ流されている。飲んでも美味。このお湯が焼山にある奥入瀬渓流周辺の温泉施設へ引き湯されて加熱され使われているのはあまりにも有名。八甲田の数々の名湯の中では個人的に一番好きな硫黄泉。

H16/6/16


こちらが左側にある男女別浴室「まほろばの湯」の内湯。 その奥にある露天風呂その1。下にもう一つある。 こちらは右奥にある「本館男女別露天風呂 」  


 蔦通いが続いていたためずいぶん久しぶりの猿倉訪問です。今回の入り口は本館入り口でした。右側の露天風呂は混んでいたので今回は別館浴室「まほろばの湯」を利用させてもらいました。

 入り口から入って、カラン代わりの湯だめからかけ湯をし、早速手前の温めのお湯へ浸かります。今まで気にしていなかったのですが、湯口のような木箱から注がれているのは水で、湯口はサウナの真下の穴から注がれていたんですね。新たな発見でした。奥にある熱めの浴槽には木箱から源泉が注がれていました。見た目はどちらも湯口のように見えるのですが、片方はお湯でした。続いて外へ出て露天風呂2つを味わいました。相変わらず心地良いお湯です。どこまでお湯があるんだこの旅館は…と思うくらい贅沢な湯遣いです。ゆっくりするなら猿倉は最高ですね。冬期閉鎖は間近です。まだの人は早めにどうぞ。

H24/9/16

  
まほろばの湯、入り口。脱衣所は狭いです。    カラン代わりの湯だめ。おそらく別源泉です。   こちら温めの浴槽。加水ありです。色が薄いです。

  
木箱湯口。実は右側は水でした。知りませんでした。    こちらが本当の湯口。熱めのお湯が注がれています。   露天風呂その1別角度です。

  
露天風呂その1の湯口。 こちらの湯は温めです。    奥にある露天風呂その2。浅いですがこちらの方が浴感が高いです。