大鰐温泉(Owani Spa)
施設名 久七客舎 場 所 青森県大鰐町大字大鰐 源泉名 植田源泉2号泉 泉 質 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(食塩泉) 温 度 59.6℃ pH − 溶存成分総計 2,375mg/kg お湯の様子 無色透明,弱芒硝臭,弱塩味,かけ流し 料 金 200円 営業時間 要相談
大鰐温泉街茶臼山のすぐ横にあり,旅館紅葉荘の向かい,パチンコ屋の裏にひっそり建つ温泉客舎。大鰐温泉の中では珍しく独自源泉を持っている旅館(温泉客舎)。
植田源泉を単独で引く温泉客舎の一つで,男女別の浴室に静かに注がれる。湯口は鯨型浴槽のしっぽ部分あたりから注がれ,かけ流されている。この日の泉温は43度で適温。若干芒硝臭がするところが水木客舎との違い。温ければ蛇口から源泉を継ぎ足せる仕組みになっている。若干塩辛さを伴った食塩泉で,浴後がかなり温まる。脱衣所が床暖房になっていて,冬も安心。一つ気になったのが,カランがある場所に洗面台が一緒に備わっているところ。今までこういうタイプを見たことがなかったので一種のカルチャーショックがある。独自源泉を味わうには外せない1湯である。
H17/11/20
久しぶりに久七客舎を訪れました。水木客舎が廃業した今,植田源泉を引く唯一の旅館となってしまいました。クジラ型のタイル浴槽に無色透明のお湯がコンコンと注がれ,いつも通りに静かにかけ流されています。この姿を見ているだけでついうっとりしてしまいます。大鰐共同源泉とは違い,薬系ではない純粋な芒硝系の香りがふわっと香ってきます。熱の湯らしく,本当によく汗が出ます。一度入ってから洗い場で汗を出していると,いつまでたっても汗が止まりません。たまらずに水分を口にしてしまいました。
今回ゆっくりと浸かって,本当にこの源泉のすばらしさを味わうことができました。個人内での評価が1つ上がったことを付け加えておきます。H21/4/11
洗い場にあるカランの下になぜか低い洗面台。 弱芒硝臭ありのお湯。共同源泉とは明らかに違う。 静かにかけ流されている様子。美しいです。
廃業の話題が多い大鰐温泉の中で唯一残った客舎がここ久七客舎だ。今回つつじ祭り期間中で休業している日帰り施設が多い中、しっかり日帰り入浴を受け入れてくださりました。この施設は相変わらず静かに時が過ぎているようです。床暖房が効いた脱衣所、丸い補修された脱衣カゴ、そしてタイル作りのシンプルな浴室。どれをとっても本当に素晴らしい文化財のような温泉です。今回はやや温めのセッティングでゆっくり1時間ほど浸かることができました。やはり大鰐温泉は良いなぁ。
H27/5/31
ふちから溢れていく姿に光が差し込んで・・・、 今も昔も変わらずタイル浴槽です。