若葉湯温泉(Wakabayu Spa 


施設名 若葉温泉
場 所 青森県野辺地町石神裏
源泉名 若葉湯温泉
泉 質 単純冷鉱泉
温 度 21.1℃ pH 8.06 溶存成分総計 176mg/kg

(Na 16.7mg, HCO3 39.1mg, H2SiO2 90.3mg)

お湯の様子 無色透明、うっすら消毒臭、熱め、加温有り、循環 
料  金 350円 営業時間 13:00〜22:00 月曜定休

 野辺地町の若葉小学校横、国道279号線と市街地へ向かう道路の分岐点を過ぎたあたりにある昔ながらの銭湯。見た目はただの銭湯なのだが、看板に「若葉温泉」とあり、よくよく見てみると幟に「天然温泉」という文字が見えた。入り口が左右に分かれ番台がある昔ながらの銭湯形式。暖簾をくぐるとそこには昭和の世界が待ちかまえていた。下足箱から数段上がった木張りの床板に藤製の脱衣カゴ。ロッカーには一つ一つ手書きの広告があり、体重計も当然針式のモノだ。脱衣所から浴室が見えるのは昔ながらの形式で、奥には立派なタイル絵が見える。深浦にあるガンガラ穴のような海の景色で当然のように富士山がそびえる。以前はただの銭湯だったものが、最近の原油高ということもあって「2〜3年前?いや10年くらい前だったかな?」という番台のおばちゃんの話からわかるように、温度が高い天然温泉を掘りあてて現在の形式での営業となったらしい。

 浴槽は全部で3つあり、主浴槽はジャグジー仕様で浅め。その横にある浴槽は静かだが深めとなっており、どちらも底でつながっている。板柳町の三千石浴場で見たような造りで、はってあるお湯が違うだけといったところだ。その横に小さな扇形の1人サイズ浴槽があり、若葉色白濁の温めのお湯が注がれた浴槽があった。こちらは入浴剤が入った浴槽で、自在にかけ流しができる仕組みだ。個人的にはここを水風呂にして源泉浴が楽しめるようにしてほしいが…。ちなみにシャワーや水カランも源泉を利用している。
 お湯はクセがない単純泉で、浴後に体がすべすべになる。消毒臭もさほどきつくは無く温泉銭湯としては十分楽しめるお湯だ。しかし、これがまた熱いんです。今回湯温を計測してみたところ、主浴槽が44℃。深い浴槽が44℃。つまりどちらも熱すぎます。ビリッと熱いためなのか、地元の方もあまり長湯せず、浸かってはすぐ上がり、熱心に体を洗っていました。熱湯好きにとってはとても良い感じのお風呂なのだろう。自分的には深い浴槽がとても気に入り、何度もそこでゆでダコのように真っ赤になって汗を出した。浴後の火照り感が良く、野辺地からの帰り道はとても体がポカポカしていて気持ち良かった。

H24/5/27


  
この浴槽の形、どこかで見たことがあるような…。    奥に見える岩から伝わせて循環湯が注がれています。    この水カランから源泉を継ぎ足すことができます。

  
この浴槽が反対側にあった小さな浴槽。この日は若葉色の入浴剤入り。   壁のタイルアートがまた美しい。    脱衣所のカゴ、ロッカー、全てが昭和チックで素敵だ。