南温泉(Tonami Spa 


施設名 斗南温泉 美人の湯
場 所 青森県むつ市田名部下道
源泉名 下道温泉
泉 質 アルカリ性単純温泉
温 度 40.3℃  pH - 溶存成分総計 340mg/kg
お湯の様子 薄褐色透明,無味,温泉臭,かけ流し,ツルツル,やや熱め
料 金 500円(平日)
600円(土日祝)
営業時間 5:00〜23:00

 むつ市の高台にそびえる大きなホテルに併設する日帰り温泉施設。国道沿いに走って県道6号に入り,上り坂の途中にある。入口から入るとまず丼や茶碗など日常の骨董品が並んでいるのに驚かされる。※上の写真では左側がその当時の外観写真。

 比較的大きめの施設で浴槽の反対側にずらりと洗い場が並ぶ。L字に折れ曲がった浴槽には岩から豪快にお湯が注がれかけ流している。主浴槽以外にも2つほど温泉浴槽があり,片方はでんき風呂。片方は加温していない温めのかけ流し浴槽。この温め浴槽がとても気持ち良い。サウナと水風呂,そして大循環の露天風呂もあるが,この温めの浴槽でまったりするのが良いだろう。茶褐色でつるつるするお湯は心地よく,カランからもこのお湯がそのまま出てくる。500円という値段は高いかもしれないが,ツルツルのお湯を味わいたい場合はこちらも良いかもしれない。

H19/12/1


主浴槽はL字に折れ曲がっている。 手前ジャグジー。    うす褐色のお湯。ツルツルします。   だれもいない不人気の循環露天風呂。 


 2日間のむつでの仕事も終わり、八戸に帰る前にひとっ風呂浴びようと思い、久しぶりに高台に登ってみました。びっくりしたのが、佇まいがまるで変わってしまったことです。新しくリニューアルして中まですっかり変わって(上の右写真)いました。料金は土日祝日料金が平日より高い600円、平日は500円と相変わらずむつ市内では一番高めの設定(高級ホテルですからしょうがないですが)になっていた。

 入り口から入ると鍵付き下足箱、鍵付きロッカーと近代的な設備が多くなり、都会のスパ泉のような感じになっていた。大浴場以外に宿泊者専用浴場もあり、宿泊者は地域の日帰り利用者とは別のお風呂も楽しめる仕組みになっている。ううん、これは温泉マニアの心を微妙にくすぐるシステムです。入り口から入って左右に洗い場があり、片方は今流行のセパレート式。片方はオープン方式になっている。その洗い場を抜けた先にかぶり湯の瓶が置かれ、ツルツルのお湯が溢れていた。目の前には広めの浴槽が1つあり、やはり以前と同じようにL字に折れ曲がっている。一番手前がジェットバスとなっていて、忙しそうに気泡を吐いていた。サウナと水風呂もあり、気持ちよさそうだ。L字に折れ曲がった先にはでんき風呂があった。お湯は茶褐色透明なアルカリ性単純温泉でほんのり温泉臭が香りつるつる感があるお湯だ。食塩泉が多い下北エリアにあってこのお湯はある意味貴重だと思えてきます。続いては露天風呂へ向かってみた。こちらは細長いタイル浴槽が1つあるだけのシンプルな設計で、屋根がかかっていないエリアに入るに従って浅くなっていく造りだ。前日の大雪のせいで青空の下の雪見露天風呂になっていた。つるつる感は内湯よりも大きく、入り心地はすこぶる良い。この露天風呂ならぜんぜん600円払っても高くはないと思えた。洗い場で体を洗い、また露天風呂でゆっくりと時を過ごした。2日間一生懸命働いて疲れ切った体を休めるには十分すぎる良いお湯だった。この後2時間以上かけてまた運転して帰宅するのが何だかバカくさくなってしまった1湯でした。

H26/1/19

  
かけ湯の瓶。ここに浸かるのも気持ちよさそう。   細長い浴槽。右に曲がるとでんき風呂。   こちら内湯から見た露天風呂。客が多いんです。人気なんです。

  
こちら内湯の湯口。そんなに注がせている量は多くない。お客さんの数次第ではちょっとお湯が汚れるかも?   露天は混んでいたので画像は湯口付近だけです。   投入量は内湯より多めです。