浜三沢温泉(Hama Misawa Spa 


施設名 三沢温泉保養センター
場 所 青森県三沢市浜三沢
源泉名 三沢浜通り温泉
泉 質 アルカリ性単純温泉
温 度 46.1℃ pH 8.14 溶存成分総計 1,504mg/kg
お湯の様子 無色透明,弱温泉臭, 無味,つるつる感あり,適温,かけ流し
料 金 280円 営業時間 5:00〜22:00

 三沢市の浜三沢にある昔ながらの湯治旅館に付随する温泉施設。見つけづらい場所にあり,JAと三沢第二中学校の間だと思うときっとたどり着ける。以前は120円で利用できたのだが,原油高騰のご時世もあり平成18年7月に250円に値上げされた。隣に付随していた湯治部の三沢温泉は営業を停止し,現在は保養センターのみの営業となっている。

 脱衣所に入るとたくさんの張り紙がしてある。床はキシキシ言い,あちこちに修繕の跡が見られる脱衣所だ。その奥に広々とした浴室が広がる。入り口のすぐ右側に小さな浴槽が1つあり,左側には打たせ湯が豪快に流れ落ちている。奥にはカーブラインが美しい主浴槽がある。石湯口から注がれるお湯はやや熱めでつるつる感があるお湯だ。うっすら黄色っぽい色をしていて,温泉臭が香ってくる。浴槽のカーブラインからどんどんお湯が溢れ出していく様子は圧巻だ。このお湯いつまで入っていても飽きがこない名湯だ。地元の人たちが次から次へとやってきて,洗い場を満たしていく。シャワーからもカランからも温泉が出てくるのでその温泉を使ってみんな熱心に体を洗っている。120円という安価な公衆浴場なので,近所の人たちは自宅の風呂代わりに使っている人も多いのだろう。
 三沢市内のお湯はつるつる系が多いのだが,ここはつるつる感プラス何か別の魅力が潜んでいる施設だ。鄙び系が苦手な人には勧められないが,お湯を重視している人であればぜひ一度は訪れてみて欲しい施設である。

H16/6/6

  
薄黄色透明のお湯がざこざこかけ流される浴槽。    くつろぐ浴客。みな一様に満足して湯浴みしている。  浴槽から脱衣所方向を臨む。打たせ湯(右)小浴槽(左)


 原油価格の高騰から青森県の公衆浴場価格が390円に値上げされた。それに準じて様々な施設が値上げされ,ついにこの三沢保養センターも値上げの波が押し寄せた。それにしても120円→250円とは,実に2.08倍という破格の値上げである。値上げした割には中の施設自体がそのままで,どこを修理したとか,源泉の加温にアブラ代がかかるとか(シャワーもカランも加温無し源泉そのまま)そういった具合でもない。120円という安価な料金で経営しているため,修繕などに手が回らずにいたところに今回のような銭湯料金の改定があったため,値上げするタイミングとしてちょうど良かったのだろうという。そのおかげでいつも混み合っていた保養センターが静かになり,逆にゆったり湯浴みできるようになったと書き加えておこう。

H18/7/25


 朝から三沢でお仕事があったため、1時間ほど早めに三沢に到着して久しぶりに保養センターに行ってみました。営業しているの?と思える程度の車の台数(3台)しかおらず心配しましたが…、一応営業していました。往年の賑わいを知っているものとしてはびっくりする位の閑散度合だ。よく見ると入浴料金が値上げされ280円になっていた。250円なら近くの太郎温泉か、三陸…、だから太郎があんなににぎわっているのか…、など思いをはせながら久しぶりにお湯を楽しんだ。浴室は空いていて、自分も含めて合計2人しか利用客がいなかった。こんなに貸し切り状態でよろしいのでしょうか?施設の老朽化も激しく、最初内湯へ行くサッシ扉が外れていて扉が開きませんでした。がんばれ!保養センター!

H27/2/8

  
こちらが閑散とした駐車場。ありえない台数です。  外れていて最初入れませんでした。   一人しかいない浴室。早朝とはいえこんなことは初めてでした。