板留温泉(Itadome Spa)


施設名 板留温泉 共同浴場
場 所 青森県黒石市板留
源泉名 板留温泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
(低張性中性高温泉)
温 度 58.6℃ pH 7.2 溶存成分総計 1,580mg/kg
お湯の様子 無色透明,芒硝臭+弱金気臭,弱金気味,かけ流し,あつめ
料 金 130円 営業時間 10:00〜21:50 

残念なことに危険だという理由で取り壊されました。(H16夏)


 黒石市国道102号バイパスから浅瀬石川を渡らずに板留温泉を目指す。丹波旅館の目の前、油断すると見逃すようなコンクリート平らな天井が道路路面と同じ高さにある。屋上の鉄柵に手書きで板留温泉共同浴場という古ぼけた看板がある。駐車場がないため路上駐車で行こう。道路から階段を下って川沿いの共同浴場へ。小さな作りで、湯小屋と分かれた小さな番台小屋に130円を払って入浴する。ちなみにトイレは無いので、すぐ横の仮設トイレを利用する。

 脱衣所をぬけて浴室にはいるとコンクリートで作った小さな浴槽にきれいなお湯が溢れている。普段は地元民仕様でかなり熱めだ。 無色透明なお湯で,ほのかに芒硝臭が香る。蛇口から注がせる源泉は自分で調節が可能で,前の人がうめていない限り,純粋な熱めの芒硝泉を楽しむことができる。当然かけ流し。お湯の蛇口を最大にひねって熱めのお湯にどっぷり浸かり,思い切り溢れさせるのがここの楽しみ方のひとつ。小さい施設なのにしっかりシャワーも2本有る。この浴室のすばらしいのはなんといってもお湯の良さ。こ の地区でじっくりと硫酸塩泉を味わえる素敵なお湯(純粋な硫酸塩泉)は板留以外に見た事がない。

H16/4/30 最後の訪問


   
 いたってシンプル。カランは2つ。     源泉口は蛇口。先に芒硝成分が付着する。    共同浴場の上は物干しスペース。どう見てもこの下が風呂に見えない。

 
危険だからという理由から取り壊され,跡地だけが残る現在の共同浴場跡地。(左は在りし日の共同浴場)