相乗温泉(Ainori Spa 


施設名 羽州路の宿 あいのり
場 所 青森県平川市碇ヶ関
源泉名 相乗1号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉(等張性中性高温泉)
温 度 43.4℃ pH 7.23 溶存成分総計 10,300mg/kg
 

(Mg 214mg,Ca 514mg,Fe2+ 12.6mg HCO3 838mg)

お湯の様子 無色透明,赤い湯華,苦味+濃塩味,かけ流し,浴槽の縁が真っ赤
   
源泉名 相乗2号源泉,3号源泉,4号源泉
泉 質 単純温泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)
温 度 52.4℃ pH 8.35 溶存成分総計 523mg/kg
お湯の様子 無色透明,無味無臭,微つるつる,ぬるめ適温,かけ流し
料金 300円 営業時間 6:00〜22:00 

  碇ヶ関,秋田との県境付近の国道7号線沿いにある。すぐに見つけられる。以前はあいのり温泉という一大レジャー施設でウォータースライダーやリゾート施設が建ち並ぶ観光地だったが,バブル崩壊と共に崩壊した廃墟と化した。その後別の団体に引き取られ平成16年暮れに老人デイケア施設及び小さな宿として復活を遂げた。

 平屋造りの宿の温泉は,入口から入って左側にある。2本の源泉をどう利用しているかをしっかり明記し,混ざらないようにうまく工夫して使っている。内湯は大きな正方形の形をした単純温泉で,加水をしながら適温に保たれた源泉が注がれ, かけ流される仕組みになっている。露天風呂は加水無しの単純温泉直入。この日が雨降りだったため,温度が低く心地よさが感じられなかった。
 ここの一番の売りは赤湯と呼ばれる相乗1号源泉。女性浴室と床板の隙間で繋がっている小さな半露天風呂で,自然湧出している源泉をそのままどばどばと注いでいる。注いでいるコンクリート浴槽の縁も,流れ落ちる先の玉砂利も,全て真っ赤に染まっている。色的にいうと鉄骨の赤い色といった所か?しかも自分の体の接した部分,お尻や手のひらなども赤くなる。タオルも真っ赤に染まる。源泉は苦しょっぱく,金気臭がぷんぷん香っている。すぐ隣の矢立赤湯とは違った鉄泉を感じられる。湯の沢,古遠部,相乗と碇ヶ関の強力なラインナップが完成した感じがある。

H17/9/22


  
単純温泉の内湯。露天風呂も単純泉を利用している。露天は加水無しだが,やや温め。

 
相乗1号源泉が注がれる半露天風呂。周りの玉砂利まで真っ赤。 湯口のはえたたきも真っ赤。