百沢温泉(Hyakuzawa Spa 


施設名 あすなろ荘
場 所 青森県弘前市百沢字小松野
源泉名

町営いわき温泉

泉 質 含土類-弱食塩泉
温 度 55.0℃ pH 7.3 溶存成分総計 3,577mg/kg
(Na 430mg, Ca 213mg, Mg 157mg, HCO3 1172mg, Cl 833mg, CO2 176mg)
お湯の様子 黄土色濁,熱め,かけ流し, 微金気臭,炭酸味 
料 金 300円 営業時間 10:00〜20:00

平成20年冬、惜しまれつつも閉館になりました。


 百沢温泉の西側,嶽温泉方向へ進むとある公共の宿。県道3号からちょっと小道を折れるので見つけにくいかもしれないが,看板がしっかり出ているので迷わず行けるだろう。

 公共の宿の看板に「Resort Hotel」と書かれているので,それなりに津軽のリゾートを意識している。入口から入ってすぐの吹き抜けや廊下にかかった案内表示など,かなりこだわりを持っているのが感じられる。しかし,入口ロビーに卓球台があるところがやはり温泉旅館なのか?
 さて,温泉棟の奥の鉄扉を開けるとそこに内湯がある。比較的広めの浴槽は不思議な形をしており,大きめのライオン湯口からどばどばとお湯が注がれ,隅のスペースからかけ流されている。お湯は黄土色濁り湯で,金気臭,炭酸味がする百沢のお湯。他の百沢のお湯よりもやや薄めのイメージがある。しかしながらやはり成分の自己主張は激しいものがあり,浴槽の縁やライオンの口,そして床としっかり赤茶色に染まり,コテコテに成分を上乗せしている。やや熱めのお湯が体にびしびし染みこんでくるのでうかつに長湯できない。ここは薄いながらも力強さを感じることができるお湯です。

H19/3/28 


  
広めの浴槽は途中でぐにゃりと折れ曲がる。壁の壁画(写真)はやはり岩木山。  大きめのライオン湯口。豪快です。  床も茶色に染まるほどの成分の濃さ。