平沼温泉(Hiranuma Spa 


施設名 六ヶ所村老人福祉センター
場 所 青森県六ヶ所村平沼
源泉名 平沼4号源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性中性温泉)
温 度 34.6℃ pH 7.0 溶存成分総計 18,790mg/kg
お湯の様子 無色透明→黄土色濁,湯口若干硫黄臭,強烈な塩味,加温あり,かけ流し 
料 金 村外300円
村内200円
営業時間 10:00〜22:00(冬季は〜21:00) 月曜定休

 R338を三沢から六ヶ所へ向かう。R394と交差するT字路のすぐ次を左折し、坂を下ると沼のほとりに建っている。正面に駐車スペースがあるが、こんでいるときは裏にも駐車できる。受付で「村外ですか?」と必ず聞かれる。(聞かれないときは150円になることもある。)右に曲がると待望の浴室である。

 浴室に入ると広く曲がった眺めの浴槽に黄土色の濁り湯が鉄臭さをぷんぷんさせながら待っている。そのほとりで茶色くすすけた観音様がやさしく微笑んでいる。窓の外には沼が広がりすばらしい景色を誇る。源泉の温度は低いが熱い湯と混ぜて注がせているため、適温(やや熱め)で心地よい。強塩泉のため普通は飲用不可のはずだが、なぜか源泉投入口にコップがおいてある。地元民はみんな飲んでいる。また長時間浸かっていると、確実にKOされるほど強烈な食塩泉である。男女のしきりになっている壁側には鉛分がたまることが多いため、よりかかると体に黒く成分が付着する。村でいろいろ工夫してみたそうだが、鉛分を取り除く方法は見つからなかったそうだ。(無害なので良いことにしましょう。)色良し、味良し、香り良し、値段良しのブラボー温泉。
 湯上がりに広いロビーで大画面テレビを見ながら上北レークファーム牛乳(1本100円)を飲むのが平沼ファンの安らぎのひとときである。八戸からも1時間程度で行けるし、値段も手頃、そして強烈な湯とすばらしさを兼ね備えている。三八上北地区内では1,2位を争う名湯であろう。

H15/2/7

  
奥に行くほど熱め,手前の広い方が温めになっている。     木箱湯口からはうっすら硫黄臭も感じられる。    左のパイプが熱湯の真湯。これで温めます。

  
フラスコを半分にしたような独特な浴槽。    昔の湯口らしき観音様が祀ってあります。    濃い成分を物語るあふれ出しの壁面。茶褐色の成分がこってり。


 屋根の工事による3ヶ月間の休業が終わってしばらくしたら,今度はボイラー故障で長期休業になりました。いつになったらオープンするのか,それとも永久に閉じることになるのか…。気になるのは全然修理の気配が無いことです。

H20/秋


 建物の裏手に新しい施設を建設中という情報が入りました。果たしてどんな形で再オープンになるのか…。非常に気になります。

H21/3


 平成21年4月1日に,六ヶ所村老人福祉センターの新浴舎での営業が始まりました。1ヶ月遅れで訪れてみました。入り口は以前と同じで旧施設のものをそのまま利用します。あの重い扉も健在です。入り口を入ってすぐ入浴券販売機ができました。三八地区の銭湯でよく見るタイプの色つきプラスチック板の券です。右側へ進み,廊下を折れ曲がるとそこに浴室があったのですが,そこから先が新浴舎です。ちょっとだけ渡り廊下を進み,真新しい新休憩所ロビーに出ます。男湯は手前側で,奥が女湯になっています。脱衣所は以前よりもやや広めで,鍵付きのロッカーも一部準備されました。脱衣所には以前使われていたプラスチック製の大きな成分表が立てかけてあり,これから掲示されるものと思われます。どうやら源泉は以前のものをそのまま使っているようで一安心です。

 浴室内に入るとまず左側に大きな浴槽が見えます。その浴槽からどんどんあふれていくお湯が確認できました。ムワッとする熱気と金気臭が香ってきて,以前の強烈なパンチのある平沼のお湯をすぐに思い出すことができました。この浴槽はどうやら熱めのようで,幅広石湯口からお湯が投入されています。90°折れ曲がった所にもう一つ小さめの浴槽があり,そちらはやや温めの40℃浴槽です。そちらは小さな湯口から注がれ,かけ流されています。その横に小さな水風呂があり,あの懐かしい観音様の石膏像が置かれていました。以前からのモニュメントがこのように残されているのは非常にうれしい配慮です。水風呂の横にはサウナまでできていました。
 そして…驚くべきことに,この大小2つの浴槽の間に露天風呂へ行くための通路があるのです。大きな窓がついているため露天風呂と呼べるかどうかわかりませんが,大沢温泉豊沢の湯のように,窓を開ければそのまま露天風呂になるというタイプのものです。3人サイズの小さな浴槽ですが,適温40℃程度の濃厚な平沼のお湯がかけ流されていました。窓を開け,涼しい風を受けながらこの濃い温泉に浸かることができました。今まで平沼に無かった「火照りを冷ましながらお湯に浸かる」ことができるのです。これは最高な配慮でしょう。窓を開けた景色もまた最高で,すぐ向こう側に見える田面木沼のキラキラした湖面が美しいです。
 新しい施設に生まれ変わった場合,改悪されてしまうというケースが多いのですが,この平沼に関して言えば明らかに改善されたと思います。塩化物強塩泉の施設では珍しく,★アップです。

H21/5/6 久しぶりの復活劇

  
こちらが裏手に建てられた新浴舎の外観。     こちらがメイン浴槽。お湯の色がよくわかりますね。  窓の外の田面木沼の景色が抜群です。

  
幅広石湯口から静かに注がれる源泉。      かけ流されている波打ち際が見えますでしょうか。  こちらが小浴槽と水風呂です。

  
水風呂にはあの懐かしい観音様の石膏像。    こちらが露天風呂小浴槽。風に当たりながら最高の湯浴みです。   露天風呂小湯口。においも健在!