八幡舘温泉(Hachimandate Spa)
施設名 鯖石温泉 共同浴場 場 所 青森県南津軽郡大鰐町八幡館 源泉名 八幡舘温泉 泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性弱アルカリ性高温泉)温 度 51.0℃ pH 8.4 溶存成分総計 2,840mg/kg (Na 798mg, SO4 1011mg, Cl 743mg, Ca 182mg, CO3 12mg) お湯の様子 無色透明,無臭,微塩味,茶褐色湯花あり,泡つきあり,熱め,かけ流し 料 金 100円 営業時間 6:00〜21:00
非常に見つけにくい場所にありながら,幹線道路から丸見えの場所にある。集落の中に住んでいる方が,病に倒れた父親のために温泉掘削をし,700m掘削してようやく掘り当てたもの。とりあえず仮設で家のような湯小屋を建てたが,そのまま10年近くが経過している。本当は少し離れた集落の自宅に源泉を引くつもりだったが,そのまま現在に至っている。朝6時に湯小屋の鍵を開け,気が向いた分だけ滞在し,夜21時に施錠しに来ているという。今では地区の住民や近隣の住民が利用している共同浴場と化している。
民家の入り口から入るとすぐに料金投入口があり,いくら入れればいいのかさっぱりわからない。先に入っていた客に聞いたところ100円払っていると言うことで同じ値段で出した。男女別の内湯 があり,浴室はしっかりした造りである。ここからがびっくりの連続である。まず浴槽。リンゴを集荷する際に用いそうな青いプラスチックの深箱 (山菜を集荷する箱だそうです)をそのまま浴槽にし,そこにこれまたびっくり安部城なみの源泉が投入されている。当然熱いので,調節する際は横へそのままどばどば流し,熱さを調節する仕組みで,すばらしくフレッシュなお湯。湯口には芒硝泉特有の白い析出物がからみつき,塩味もしっかりする。塩味の温泉なのに汗が出ないところがこの温泉の不思議なところ。熱いのに長時間浸かっていられる名湯。これから津軽へ来る際はマストになりそうな湯だが,ここの場所だけは個人的希望から広めたくないので,どうしても行きたいというかたはメールで連絡をください。
H16/9/20
湯口から注がれる源泉。芒硝泉の証も見られる。 ちょっとななめなので掛け流しは壁際にいく。 写真ではわかりにくいが,この捨て湯がすごいんです。
もう再訪しちゃいました。このペースは自分としては異常です。1週間に3度目というのは100km以上離れた温泉では初かもしれません。今回は,豪快湯口写真のアップをとってきました。夜に行ってもお湯はうらぎりませんでした。感謝の気持ちを忘れず,今回はふんぱつして500円も入れてしまいました(小銭がそれしかなかったため)。
H16/9/23
平成22年から正式に営業許可が下りて看板がつき、入浴料、駐車場などがしっかりしたことから正式に名称などをアップします。何度も訪れている素晴らしいお湯で、個人的にはこのエリアでNo1だと思っています。まだの方はぜひ一度訪れてみてください。
H23/4/6
浴槽の配置が変更になったのは5年以上前です。 パイプの形状も変更になっています。 看板がついてわかりやすくなりました。