八戸市内銭湯(Hachinohe Public Spa)
施設名
恵比寿湯
場 所
青森県八戸市小中野7丁目
源泉名
− 泉 質
推定 単純冷鉱泉
温 度 − pH − 溶存成分総計 − お湯の様子 うっすら黄色透明,無味,無臭,加温あり循環利用 料 金 420円 営業時間 8:00〜22:00
八戸市小中野7丁目にある銭湯で井戸水を沸かして営業している。正式には温泉銭湯として登録していないためここでは単純に銭湯として扱う。鄙びた外観と比例するかのように中の様子もなかなか昔ながらの雰囲気を残している。脱衣カゴや変色したケロリン桶など,さすが昭和の銭湯!といった趣をしっかり残している。八戸市内にはこのような銭湯が結構多く残されている。
開店直後に訪れたために貸しきりで利用させてもらった。脱衣所から見えるブルーの内湯浴槽は美しく,非常に心惹かれる造りをしている。昔はそこから注がせていたであろう岩湯口は現在使われておらず,代わりに小さい浴槽には薬湯が張られていた。この日は「みかん」という入浴剤が入れられており,不気味な香りを発していた。大浴槽は循環利用のため塩素臭が香る。ぴりっと熱めの設定だ。シャワー付きカランで利用されているのは源泉と加温源泉で,こちらは心地よくお湯を味わえる。うっすら黄色がかった透明な色でクセのないお湯だ。入り口横にある小さな水風呂浴槽は誰がどう見ても色が付いている。好きなだけ自分で継ぎ足して入る水風呂で,当然たくさん源泉を出して入ってみた。冷たいのであまり浴感は感じられなかったが,土臭いようなふしぎな感じがした。
小中野にもう1軒あった「鶴亀湯」が廃業した今,ここ「恵比寿湯」は「梅の湯」と同様に貴重な文化遺産だろうと思う。H19/4/14
左に見える小さい薬湯浴槽の香りが強すぎ。 こちらの水風呂がどう見ても源泉浴槽。夏場が良いでしょう。