八戸市内銭湯(Hachinohe Public Spa


施設名

宝湯

場 所

青森県八戸市柏崎4丁目

源泉名

泉 質

推定 単純含鉄冷鉱泉

温 度 pH 溶存成分総計
お湯の様子 無色透明,塩味,金気臭,加温あり循環利用
料 金 400円 営業時間 5:30〜22:00

 八戸市の柏崎にあるバイタル温泉。名前はバイタル温泉となっていて普通の水道水にバイタル温泉にするための石を入れて湧かしていることになっているが、どうみてもそうではないでしょう?と首をかしげるような天然地下水を利用したれっきとした温泉銭湯。

 入り口から入ってまずかけ湯だ。こちらはすでに茶褐色で、まさに温泉度をアピールしている。右側に主浴槽とバイブラバスがあり、どうやら循環利用されている様子だ。しかし、どうみても茶褐色のお湯で、しかもしっかり塩味がする。湯口はというと、ラッセンの絵のような素晴らしい壁画を伝わせて幅広で注がせている。その絵はもともと青を基調にした絵だったのだが(絵の左側に元々の色が残っているのが見えるでしょうか?)源泉の濃さからすっかり茶褐色に染まってしまっている。浴槽の縁も茶色く変色しており、これはもうどう見ても素質の良い鉄を含んだ冷鉱泉としか思えません。お湯に浸かってみると、しっかり浴感があり、体の芯から温まる食塩泉だ。冬にはぴったりのよい温泉でしょう。水風呂は「水道水」としっかり書かれており、ここは透明でタイルのスカイブルーも鮮やかだ。サウナの横の打たせ湯も茶褐色で温めでとても気持ち良い。最後に洗い場でカランを確かめてみたら、水カランはいつまで経っても25度を下回らない。しかもまろやかなうす塩味でしかも金気臭がしっかりある。このカランを浴び続けるとかなり幸せな気分になる。

 もしかすると八戸市にはまだ、銭湯と名乗っている優秀な鉱泉が存在するのではないかと思えてしまった。まだまだ奥が深い温泉ワンダーランド。青森県は底がないのか???

H24/8/25


  
かけ湯からしてもう褐色です。あれ?       主浴槽とバイブラ浴槽。こちらは茶褐色でしっかり塩味があります。   循環とはいえ、十分満足できる食塩泉です。

  
こちら主浴槽。あれ?湯口がどこ?わきのラッセンの絵のような壁に近づくと…   ここが湯口でした。絵が真っ茶色に染まっています。   カラン最高!温めでしっかり金気臭がします。