太刀打温泉(Tachiuchi Spa 


施設名 ロイヤル温泉旅館

場 所 青森県五所川原市太刀打字千束苅
源泉名 太刀打源泉
泉 質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
温 度 48.8℃ pH - 溶存成分総計 1,011mg/kg

(Na 289mg, Cl 346mg, HCO3 164mg, CO2 9.7mg)

お湯の様子 茶褐色透明,無味,温泉臭,かけ流し,露天風呂熱め
料 金 300円 営業時間 5:00〜23:00 (23:00〜5:00までは700円追加)

 五所川原市の旧十川沿いにある温泉旅館。国道339号を金木方面へ進み,旧十川を渡って左へ曲がり路沿いに進むとある。外見はセパレート方式のラブホテルのような造りをしていて,宿泊で利用することも出来る。また,深夜料金はかかるが原則として24時間営業なので,朝の2時とかに湯切れを起こしたときなどに非常に便利。

 大きく「ゆ」と書かれたところが入口で,入口から中に入ると大きな木彫りのほてい様がお迎えしてくれる。どうやら大変御利益があるらしく,お腹やおでこに五円玉がセロテープで貼り付けられている。それはさておき,受付で入浴料を支払い浴室へ向かってみると,意外なことに小振りな脱衣所に小振りな浴室だった。10人程度が入れる浴槽に茶褐色透明なお湯が注がれ,浴槽の縁から思い切りかけ流されている。細長い浴室の両側にカランが数個並んでいるだけで,本当にシンプルな浴室だ。浴室内の壁になぜかテレビがあり,湯船に浸かりながらテレビを見ることができるようになっている。さすがロイヤル。やることがすごすぎます。右側の奥に進むと,そこに温めのジャグジー浴槽があり,そこから外へ出ると露天風呂もある。露天風呂は熱い源泉をそのまま注がせており,この日はかなり熱めだった。しかも溢れたお湯の排水溝が小さいため,露天風呂の外側の床が熱いお湯で満たされていた。その日の湯温は48℃。露天のお湯が熱いという経験はあるが,溢れ湯が熱くて難儀したのは初めての経験だった。それでもこれが心地よいのだ。この露天の湯,内湯と違って源泉の良さがしっかり出ている。温泉臭が香るお湯は浴感がすばらしくつるつる感があり,肌に熱さがビリッとさし込んでくる。実に力強いお湯だ。そのまま入っているとそれがとても気持ち良いのだ。ここは気に入りました。見た目で温泉施設を判断してはいけませんね。ここはめったに来ないだろうが,近くまで来たときには必ず立ち寄りたいと思います。

H19/4/7

  
こちらが大浴槽。茶褐色透明なツルツルお湯がかけ流し。   湯口の上に成分分析表がある。    こちらがやや温めジャグジー浴槽。これもかけ流し。

  
熱め48℃の露天風呂。オーバーフローも熱い。    内湯にはテレビが設置してある。湯に浸かりながらテレビ。    ラブホ風の部屋もある。お泊まりに便利。


 次の日に津軽地区で仕事があったため、急遽前のりして宿泊することになり、当日に電話をして押さえた宿がこのロイヤル温泉旅館。中級グレードの部屋になると部屋に温泉が付いていると言うことだったのでそこに宿泊しようと思ったのだが、残念ながら空きがなかったため一番安い部屋を押さえた。部屋風呂がある場所に泊まった時にこの記事をそちらの旅館部のほうへ移動させる予定で、とりあえず現時点では公衆浴場のほうにこの記事を載せておくこととする。

 部屋は受付から外に出て一番手前にある別棟。玄関からすぐ入ってトイレがあり、奥がそのままフローリングスペースになっている。すでに布団が敷かれ、ソファーとガラステーブルがあるこぢんまりした部屋。これで部屋風呂がついていれば100点満点だ。部屋には浴衣ではなく、ムームーが準備されており、それが入っているスパバックを持ち歩くことで24時間いつでも大浴場に行くことができる。宿泊したその日の夜に2度ほどお湯に浸かりに行った。次回はぜひ部屋に風呂がある別の部屋に泊まりレポートしてみたい。

H27/4/3泊


こちらが今回泊まった部屋。手前と奥で部屋が違う。実はこの棟で4部屋ある。   これがムームーが入ったスパバッグ。   フローリングの部屋。寝泊まりには十分です。


夜も更けゆくロイヤル温泉旅館。ラブホ感全快です。   夜中のお風呂、早朝のお風呂は独占で楽しめます。   テレビも浴室に入りながら見放題。