桜木温泉(Sakuragi Spa 


施設名 金太郎温泉
場 所 青森県五所川原市姥萢字桜木
源泉名 桜木温泉
泉 質 ナトリウム-塩化物泉
温 度 45.4℃ pH 7.92 溶存成分総計 4,089mg/kg
(Na 1361mg, Cl 1943mg, HCO3 462mg, Br 5.8mg, CO3 18.9mg)
お湯の様子 黄褐色透明,塩味,アブラ臭,泡付き大,やや熱め,かけ流し (水風呂別源泉)
料 金 300円 営業時間 8:00〜22:00

 五所川原市国道339号の旧道沿いにある元気のない温泉銭湯。鶴田町との境目で五能線沿いにあり,市街地からはかなりかけ離れた場所にある。家族風呂も備えており使い勝手が非常に良い。

 入り口から入って右側へ進むとカーペット敷きの休憩所があり,男女別の内湯浴室がある。浴室は広めで,入り口から入るとついたてがあり,その奥に主浴槽がある。主浴槽は7:3で仕切られており,手前が広めで奥が小さめだ。湯口から注がれる量にさほど変化はなくどちらもやや熱めの適温になっている。浴室全体にふんわりとアブラ臭が香り,高い天井の壁面には金太郎と熊もきちんといる。なかなか雰囲気が良い浴室だ。さてお湯に浸かってみると…,体中が一気に泡だらけになった。ここは正真正銘アワアワのお風呂だ。湯面から香るアブラ臭が心地よく,しかもだまっていると体中に付いた泡がどんどん成長し体から駆け上がってくるのだ。温度も最初やや熱めだと思っていたものが適温に感じられるようになり,いつまでも入っていられそうな気分になってくる。しかしいくら心地よいとはいえ塩化物泉である。一度お湯から上がると一気に汗が噴き出しヘロヘロになってしまった。そんなとき,ふと浴室の奥にある別浴槽が目に付いた。そこには「水風呂」というプレートが掲げられている。向かいにあるサウナは閉鎖され板が打ち付けてあり扉が開けられないようになっている。サウナ用でないとすると…,もしや…。やはり,温湯浴槽でした。五所川原では水風呂が水風呂でないことが多々あり…,やはりここもそうでした。水風呂という名の付いた別源泉。そう,分析表が無い別源泉なのだ。この水(お湯)はっきりと硫黄臭がします。湯温は約34℃。絶妙な温度です。さっそく浸かってみると,さっきまでヘロヘロだった体が一気に活力を取り戻したのだ。鼻の下まで水風呂に浸かりゆったりしていると硫黄臭で体がとろけそうになってくるのがわかった。今度は熱湯へ…,そうするとアブラ臭が出迎えてくれる。もうここで無限ループの完成です。
 家族からの「早く帰ってこい」メールがあったおかげで我を取り戻し宿泊先のホテルに戻ったのだが,それが無ければ間違いなく2〜3時間はそこにいたに違いありません。それほど気に入った1湯でした。ここは今後とも訪問する機会が多くなりそうです。

H20/8/31

  
こちらメイン浴槽。静かな湯面だが,かけ流し量が半端じゃありません。    湯口は両側に向いていて滝のように注がせる。  水風呂から小浴槽を見た図。

  
こちらが34℃の水風呂。これはもう水風呂じゃありません。どう説明しても立派な温泉です。 しかも硫黄臭がします。   壁にいる熊(男湯)と金太郎(女湯)。


 正月3ヶ日を締めくくる家族風呂(1200円/1時間)として選んだのが金太郎温泉です。青森市の実家にいながらなぜに五所川原へ?と思うかもしれませんが,そこはご愛敬です。津軽道を使えば片道30分程度ですので(^^;)
 金太郎全国お湯巡りというタイトルがついた6つの家族風呂があり,今回通されたのは道後温泉という部屋です。部屋にはテレビ,ドライヤー,電気ストーブが完備している絨毯敷きのお休み処があり,隣にトイレと浴室があります。浴室内はアブラ臭が充満しており,やや温めの食塩泉がドバドバかけ流されていました。水で薄めるとその水が硫黄臭の源泉です。においがまじって,もう何が何だかわからない状態になってしまいました。ちなみにトイレを流す水も30℃の源泉できちんと硫黄臭がします。非常に複雑な思いでトイレを利用させていただきました。1時間もあった貸切時間はあっという間に過ぎ去ってしまいました。やはりここのお湯は最高だと思います。ぜひいつかみなさんも貸切で利用してください。

H21/1/3

  
こちら道後温泉浴室の浴槽。ドバドバかけ流しです。   源泉は常に出っぱなし。隣が水風呂源泉。    部屋は絨毯敷きでした。ドライヤーテレビ完備です。


 新しくなった金太郎温泉に行ってみました。源泉チェンジしたという話と浴槽がちょっと変わったこと、そして壁画が変わったことを事前に聞いていたので楽しみにしていたのですが…。
 さて、お湯ですが…。主力の温泉は依然と若干変化しましたが大勢は変わらずで、少しアブラ臭が弱くなった感じがした。水風呂は硫黄臭がしなくなり、逆に金気臭が感じられました。そして何よりもこの水風呂の温度が下がり、23℃程度の冷たい水になっていました。湯上がりもサラサラではなくペタペタする感じがしました。以前のぬるーい水風呂を期待していく人にとってはちょっと肩すかしを食らった感じになるかもしれません。でも良いお湯であることに変わりはありません。
 そして壁画です。以前の昔チックな感じが無く、今風の金太郎になりました。女湯側からの画像は無いのですが、なかなか現代風のキャラクターです。

H26/7/21


こちらが掛け湯コーナー。ここの湯温がちょうど良いです。   ウッディな感じになった浴室。縁取りや浴槽の底、そして壁が木造になりました。    壁画の金太郎。今風に変身です。


湯口は以前の形式そのままです。    奥の浴槽は寝湯として使われています。    こちらの水風呂が変化しました。硫黄臭ではなく金気臭です。