広田温泉(Hirota Spa)
施設名 広田温泉 場 所 青森県五所川原市広田字下り松 源泉名 広田温泉 泉 質 ナトリウム-塩化物泉 温 度 48.0℃ pH 7.8 溶存成分総計 8,214mg/kg (Na 2874mg, Cl 4502mg, HCO3 390mg) お湯の様子 黄褐色透明,塩味,アブラ臭,泡付き大,やや熱め,かけ流し (水風呂別源泉) 料 金 300円 営業時間 8:00〜22:00
五所川原市国道101号 から広田温泉という看板を辿ってみどり団地内に入って進んでいくと,ずいぶんと奥にまた同じ看板が出迎えてくれる。旧十川沿いにある日帰り温泉施設。以前は活気ある昔ながらの温泉銭湯だったのだが,平成17年にリニューアルオープンした。個人的には平成以前に何度かこの施設を訪れ利用していたことがあったので実際は再訪ということになるのだが,お湯のイメージとか風呂場の雰囲気とかはあまり覚えていない。約25年ぶりに新鮮な気分での再訪ということになった。
営業時間終了30分前ということもあり,洗い場や脱衣所にはもう誰の姿もなかった。つまり貸し切りである。いつも活気があり人が途絶えることがないと言われていた広田温泉を貸し切り利用できるなんて本当にラッキーだった。ちなみにこの施設が当HPの青森400湯紹介メモリアル施設となった。
浴室の真ん中に鎮座する長方形の浴槽は細長く,浴槽全体からお湯がドバドバとかけ流されている。一番奥に無骨な四角い湯口があり,滝のように源泉を注がせている。茶褐色透明のお湯は光の差し込む関係からうっすら緑色がかって見えてくる。実に神秘的な感じだ。湯面からはしっかりアブラ臭が香り,小さい泡がお湯の中で踊っているのがわかる。この泡たちがどんどん体に絡みついてきて大きな泡へと成長を遂げ,体からアブク玉となって転がり上がってくるのだ。しばらく体を沈めて一息つく頃には体のあちこちでアブク玉がいたずらを始めるのでくすぐったくなっていく。はっきり塩味を感じるお湯はやや熱めで,長湯するとノックアウトしそうになる。そんな体を冷やしてくれるのが水風呂だ。浴室の一番奥に横長に配置された広い水風呂は別源泉を利用しており,こちらは30℃強の温い温泉なのだ。こちらはアブラ臭はしない。泡付きはあまりないが,絶妙な温度設定なので,汗が出始めて熱くなった体を気持ちよく冷ましてくれる。この水風呂がとても気持ちよく,ずいぶん長い時間浸かり続けてしまった。何度か熱湯と水風呂をループしている内にあっという間に閉店時間が訪れてしまった。400湯というメモリアルを貸しきりでじっくり満喫できたことはとても良い思い出となりました。
H20/8/30再訪
浴室中央に鎮座する主温泉浴槽。どばどばかけ流し。 この注がせ量,すごいです。湯口のアブラ臭もたまらないです。 溢れゆく源泉たち。もったいない…
本当にこの浴室に一人だけ。水風呂から浴室全体を眺める。 こちらが水風呂といっても温い温度の温泉浴槽。 この蛇口から注がれる水(お湯)が気持ち良い。
いろいろな温泉友達が良い良いとレポートを上げ続ける広田温泉の家族風呂についに行くことができました。1時間1200円という値段で贅沢に利用できる家族風呂で、独立した別棟に4室あります。
シャワー付きカランが3つある浴室に3人サイズの浴槽が1つあり、山口式湯口からドバドバとお湯が注がれてかけ流されています。茶褐色のお湯は塩味があり、鉱物系のアブラ臭も香ってきます。鮮度抜群で、肌がツルツルになってきます。この湯量は自分で調整できるので、とことん注がせることもできるし、しぼってちょろちょろ出すこともできます。ちなみに湯温調整である水蛇口からは、温めの水風呂別源泉が注がれます。時間さえあれば水風呂のように温くすることも可能です。今回はシャワーから水源泉を出し、シャワーを浴びてクールダウン。アブラ臭の浴槽で熱くなりまたクールダウン。これを繰り返して楽しみました。1時間という時間を十分満喫してこの浴室を後にしました。
みんなが良いという理由がよくわかりました。でもこれでもう煽られなくてすみます♪。ちなみにここが2012年の100湯めのメモリアルでした。H24/8/11
こちらが別棟になっている家族風呂。 今回は右から2番目の部屋を利用しました。 湯口は相変わらずのこの形状。たまらないですねぇ。