あたご温泉(Atago Spa 


施設名 あたご温泉
場 所 青森県弘前市岩木
源泉名 あたご温泉
泉 質

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(含重曹-食塩泉)

温 度 50.3℃ pH 溶存成分総計 1,786mg/kg
お湯の様子 茶褐色透明、アブラ臭,適温,かけ流し,水風呂もかけ流し
料 金 300円 営業時間 9:00〜22:00

 アップルロードで岩木山方面を目指し,B&G海洋センターを過ぎたところで旧岩木町役場方面へ。五代から馬子橋と集落を抜け,新岡地区の丘の右側にある。ちなみに左側が新岡温泉。愛宕神社のある丘に最近できた温泉施設でかなり新しめ。いつも近隣市町村からお客が絶えない。

 浴室は大きめの浴槽が中央に1つ。壁際に細長い水風呂がある。この2つの浴槽を行ったり来たりするのが正しいあたご温泉の味わい方だという人もいるが,それは人それぞれ。私自身は温泉浴槽の源泉投入部分あたりでじっくりつかるのが好きである。源泉投入口が乱暴にもパイプがそのままというのがなんとも豪快。新岡と同じような弱アブラ臭がするのがうれしい。新しめの施設ならあたご。お湯と雰囲気なら新岡と使い分けるのが良いだろう。

H16/5/18


 久しぶりにあたご温泉を訪ねてみた。暑い日差しが肌にさし込むようだったので「水風呂に入りたい」という衝動に駆られたためで、あたご温泉の水風呂をめあてに訪れたのだ。脱衣所を抜けるとぷぅんとアブラ臭の芳醇な香りが漂ってきた。これですよこれ。あたご温泉のアブラ臭はねっとりとくどい塩化物系のアブラ臭ではなく、さわやかに暑さを吹き飛ばすような鉱物系のアブラ臭だ。ひろびろとした木造の浴槽の3方向の縁からお湯が洪水のようにどんどん溢れていっているのが見えた。いつ見ても豪快そのものだ。山口式の幅広湯口も健在で、アブラ臭を拡散させることを目的としているかのように飛沫を吹き飛ばしている。
 水風呂はまだ貯めている途中だったが、しっかり入ることができた。津軽地区の水風呂の中では比較的冷たい方に入るが、それでもこの日の気温29℃を考えると心地良い。主浴槽と水風呂を行ったり来たりしながら、とことんこのあたご温泉を味わった。新岡温泉との使い分けはやはりこの水風呂のアリなしかもしれない。

H16/5/18

  
美しい木の縁の浴槽。茶褐色のお湯が注がれかけ流し。    この湯口が暴れまくるんです。    湯口を裏から眺めた図。これまた豪快です。

  
床の表面が洪水のように流れているのが見えますか?   こちら24℃程度の水風呂。濃さはこっちのほうが濃いかも。   カランからもしっかり2種類出ます。