浅虫温泉（Asamushi Spa） 

施設名	旅館 小川
場　所	青森県青森市浅虫字山下
源泉名	浅虫温泉配湯泉
泉　質	ﾅﾄﾘｳﾑ･ｶﾙｼｳﾑ-硫酸塩･塩化物泉 （低張性弱アルカリ性高温泉）
温　度	59.8℃	ｐH	7.4	溶存成分総計	1,027mg/kg
				（SO4 475mg , Na 170mg , Ca 137mg）
お湯の様子	無色透明，微塩味，弱芒硝臭，加水あり，熱め，掛け流し
料　金	日帰り設定無し	営業時間		18:30〜20:30（麻蒸湯札利用のみ）

浅虫温泉メインストリートにある小さな旅館。辰巳館と海扇閣の間に位置し，川沿いに細長い２階建ての建物が特徴。入口横にジャズが流れる喫茶店を併設し，座席には大きなテディベアが座っている。旅館が小さいために浴室を日帰り入浴できるのは１８：３０〜の２時間のみとなる。 　浴室は２箇所あり，男性用と女性用と時間で入れ替えて利用する。手前にある浴室が総ヒバ造りの浴槽が特徴の和風浴室。奥にある浴室はタイルばりの洋風浴室で，今回は手前の浴室を利用した。 　２人入れば一杯になる広さの浴室で，洗い場もカランが２つしかない。浴槽はヒバ造りの四角い浴槽で，舞台湯になっている。ヒバ造りの湯口箱から木製の煙突のような箇所に注がせ，底からお湯が混ざっていくように工夫されている。湯口で若干加水があり源泉１００％ではないらしい。お湯は無色透明で熱めなもので若干芒硝臭が香る。ヒバの臭いもちょうど良く強すぎないところが良い。そしてここのすばらしいところは惜しみなくお湯がかけ流されていくことである。浴槽にたった１人入るだけでどばどば溢れたお湯のために床が大洪水になる。何という贅沢か。小さい浴室に小さい浴槽。そこに熱めのお湯が張られ贅沢なかけ流し。これは堪りません。 　奥の浴室が若干広めなのでここで味わうならやはり手前の浴室がオススメである。時間がネックになるが一度は訪れてほしい。　　 H18/11/23 　夜の時間帯にたまたま浅虫温泉の前を通る機会があり，遅めの時間帯でも入れる旅館と言うことで久しぶりに小川を訪ねてみました。２０時近くだったにもかかわらず快く受け入れてくださり，今回は奥の浴室を利用させていただきました。ローマ風の不思議な浴室で，湯口がとても特徴的でした。浴室に香っていた消毒臭はお湯からではなく浴室を清掃した際の香りで，お湯からはほんのりと芒硝臭が香っていました。３０分ゆったりと異空間での湯浴みを楽しみました。個人的には舞台湯の方が好きです。　　 H20/10/16再訪

　　
総ヒバ造りの浴槽で舞台湯の造り。溢れさせるとすごいんです。　　湯口から箱を伝って下から熱さが伝わる仕組み。　　贅沢に思い切り溢れさせてみました。

　　
こちらが奥の浴室。ローマ風呂とでも名付けましょうか。　　　浴槽内にいると不思議な異空間にいるようです。　　　　こちらの湯口が変わっています。（下参照）

　　
こちら湯口の調整図。ずらして投入を減らす。　　　　　ちょっとだけ穴を開き少しだけ出す。　　　　　　穴を完全にふさいで湯を全部注がせる。

→　でも結局はその穴から落ちたお湯は浴槽の底から注がれています。