浅虫温泉(Asamushi Spa 


施設名 ヘルシーインあさむし
場 所 青森県青森市浅虫字螢谷
源泉名 浅虫温泉配湯泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性弱アルカリ性高温泉)
温 度 59.8℃ pH 7.4 溶存成分総計 1,027mg/kg
(SO4 475mg , Na 170mg , Ca 137mg)
お湯の様子 無色透明,微塩味,微芒硝臭,熱め,源泉掛け流し 
料 金 1000円 営業時間 12:00〜15:00(麻蒸湯札)
6:00〜9:00(日帰り温泉本2010)

平成12年の秋に正式に閉館しました。


 もともとはホームサムインあさむしだったものを地元の病院が買い取り、旅館として経営している。何度か日帰り入浴を試みてみたのだが留守だったりメンテナンスだったりで断られ続け、通算10度目のチャレンジで初めて入浴するチャンスを得た。北東北日帰り温泉本を利用したため半額の500円で利用できた。浴室は4階にあり、5階は貸切露天風呂もある。

 4階の男女別浴室には内湯が一つと樽露天があり、どちらも源泉かけ流しになっている。内湯は一度に10人くらいが浸かれるようなサイズのタイル浴槽で、右奥にあるトーチカ型湯口と、浴槽底にある湯口の2ヶ所から熱い源泉が注がれている。左側に渡されているベンチのような橋(?)の脇にかけ流しスポットがあり、そこから溢れ出している。浴室に入った瞬間から香る芒硝系温泉臭がとても嬉しい。この日は暴風雨がすごく、新幹線全線開通記念日にもかかわらず鉄道などの交通網が麻痺するくらいの天気だったのだが、果敢にも海に面した露天風呂にチャレンジした。露天風呂に行くためには浴槽をジャブジャブ渡らなければならない。意を決して扉を開いたら…、ものすごい風に湯面が揺れてしわができている樽露天風呂が待ちかまえていた。湯温はやや温めの適温。一度入ってしまうと風が冷たいので出られなくなってしまう。顔に当たる風が冷たいが時々お湯をジャブジャブ顔にかけると逆にその冷たさが気持ち良くなっていく。こんな寒い風の中の露天風呂っていうのもなかなか良いものだ。露天からの景色は素晴らしいが、樽に浸かってしまうと囲っている簾の壁しか見えないのが残念だ。すぐ上の階にも貸切露天風呂があるのだが、この日は風が強いため閉鎖になっていた。
 1000円という値段は高めだが、本を利用したり、湯札を利用すると良心的な値段になる。難易度は高いかもしれないが、事前に電話で予約などをするなりしてぜひチャレンジして欲しい。

H22/12/4


  
タイル浴槽は10人サイズ。露天風呂入り口は浴槽の向こう側。   湯口は見張りトーチカ型のもの。成分こびりつきが良い。  露天風呂は樽製のもの。かけ流し。