浅虫温泉（Asamushi Spa） 

施設名	ホテル荻乃
場　所	青森県青森市浅虫字螢谷
源泉名	浅虫温泉配湯泉
泉　質	ﾅﾄﾘｳﾑ･ｶﾙｼｳﾑ-硫酸塩･塩化物泉 （低張性弱アルカリ性高温泉）
温　度	59.8℃	ｐH	7.4	溶存成分総計	1,027mg/kg
				（SO4 475mg , Na 170mg , Ca 137mg）
お湯の様子	無色透明，無味，微芒硝臭，熱め，源泉掛け流し
料　金	湯札利用	営業時間		11:00〜15:00（麻蒸湯札利用のみ）

２０１３年６月に正式に廃業、その後競売に掛けられるが未だ買い手がついていない状態です（２０１４／７月現在）

ＪＲ浅虫温泉駅の駅裏に位置する中堅旅館。お得な麻蒸湯札を利用して今回は日帰り利用させていただいた。日帰り利用客にもかかわらず，女将さんが親切に案内してくれた。 　浴室は男女別の内湯が１つずつあり，大きい方が男性用，小さい方が女性用となっていた。今回は男性用を利用させてもらった。浴室を一言で例えるなら「芸術作品」でしょう。曲線にこだわった造りをしていて，浴槽のライン，壁のラインが不思議な曲線美をなしているのだ。湯口の蛇口から注がれたお湯が浴槽の反対側の方からあふれ出し，湯口方向へ向かって傾斜している床を静かに流れていく仕組みになっていて，床全体が常に温かい状態（天然オンドル状態）となっている。トド愛好家としてはこれは嬉しい配慮だ。お湯は浅虫混合泉でうっすら芒硝臭が漂う透明なお湯でやや熱めの設定だ。トドになり壁面を見ると，これまた見事なタイルアートが目に入る。ねぶたのハネトをあしらったタイルアートで，１つ１つの形をうまく組み合わせて作られていた。加水無し消毒無しで注がれたお湯が静かに流れゆく床上でじっくり汗を出し，３０分以上このタイルアートに目を奪われてしまった。 　湯上がり後，ロビーで冷水器の水を飲み，ソファに腰掛けてゆったり火照りを冷ました。ロビーには今やなつかしグッズとなったファミコンまである。お湯も良いのだが何かツボにはいるような不思議な雰囲気を持ち合わせた宿だった。 H20/2/10

　　
男性用浴室は広めとはいえ６人サイズの小さな浴槽。　　蛇口湯口から注がれる熱めのお湯。　　　女性用は男性用の半分サイズ。