浅虫温泉(Asamushi Spa 


施設名 旅館 双葉荘
場 所 青森県青森市浅虫字山下
源泉名 浅虫双葉荘源泉
泉 質 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
(低張性弱アルカリ性高温泉)
温 度 73℃ pH 8.82 溶存成分総計 1,316mg/kg
(SO4 608mg, Cl 200.3mg, Na 217mg, Ca 183mg,HS 0.1mg)
お湯の様子 無色透明,弱硫黄味+薄塩味,味芒硝臭+硫黄臭,熱め,かけ流し
料 金 400円 営業時間 13:00〜20:00

平成26年10月で閉館しました。長年の経営ご苦労様でした。


 浅虫温泉街の奥,南部屋の前で道路を山手へ向かい,JRのガードをくぐって進んだ先にある。浅虫温泉の中で珍しい独自源泉の宿。双葉荘は3本源泉を所有しているが,そのうち今は1本しか利用していないとのこと。この日は雪を溶かすために,73℃の源泉を玄関前にホースでどばどばと垂れ流しにしていたのが印象的。うぅん,もったいない。

 玄関の正面に男湯,奥に女湯がある。内湯が一つずつで,それぞれに朝からじっと注いだ源泉が冷まされて待っている。女将さんから,好きなだけお湯を注がせて熱くして良いよと許可をもらい,おもいきり源泉を注がせた。水道蛇口から注がせる源泉だが,これがアチチで,ビリビリで,しかもしっかり芒硝臭が香る。ここの芒硝臭は浅虫臭さ(薬系)がなく,純粋に芒硝臭が香るからうれしい。浴室の半分が浴槽で,お湯をたっぷりと満喫できるのがうれしい。浅虫温泉で独自源泉を持つのはここ意外に椿館,柳の湯だけであるが,その旅館群が共同源泉のタンクのすぐ目の前にあるのが何ともいえない。松ノ湯とは違った味わいがあるので,芒硝泉好きには外せないお湯でしょう。

H17/12/11

  
比較的小さめの浴槽だが,源泉の良さがよく出ている。  自分で自在に継ぎ足す源泉。アチチ!   


 久しぶりの双葉荘再訪です。今回は日曜日の午後ということもあり,片方の浴室を貸切にしてもらい家族風呂として利用しました。どっちの浴室でもどうぞ,とのことだったので男湯ではなく女湯のほうを選んで利用しました。
 小さな浴室に,昼過ぎに源泉100%を注がせて貯め,4時間近くかけて冷ましたお湯が浴槽ぴっちりに満たされています。これぞ熱湯の冷ましたて。ここからかけ流しが始まるのです。とろりとしたお湯がとても心地よく,芒硝臭もすばらしく香っていました。肌に突き刺すようなびりびり感も健在で,心ゆくまで満喫しました。加水無しの状況で双葉荘源泉を堪能すると微塩味がするということも改めて感じました。ここは本当にすばらしいです。個人内の評価が思わず一つアップです。

H19/1/28


 4月の始めに親族で集まる機会があり、念願の双葉荘に宿泊することができました。当然宿選びは自分でやったのですが…。今回は1泊2食付きで10,000円という設定です。女将さんと相談して、値段はいかほどにも対応すると言うことだったのですが、今回はちょうど区切りよく10,000円で宿泊しました。利用した部屋は21番、26番、23番の部屋です。玄関から両側に階段があり、どちらから登っても2階で繋がっているという不思議な造りになっていて、廊下は純和風なイメージです。それぞれの部屋の入り口が玄関のように屋根が付いていて、廊下自体に軒が並んでいるような感じです。

 夕食は豪華そのもの。金目鯛の焼き魚、ほたて、本マグロ、鯛、エビの刺身、生ウニ、生アワビ、カニとあり得ないくらいの料理が出てきて、親族みんなでびっくりしてしまいました。それにしてもすごい食事です。私は本来海の幸が苦手なのですが、数の子やアワビもしっかり平らげてしまいました。

 この日は運良く自分たちの団体の貸切利用となっていて、夜通し浴室を独占利用させていただきました。大浴場には2回ほど行き、真夜中は2時間くらいゆったり浸かっていました。トドになったらついウトウト眠ってしまいました。

 そして一番びっくりしたのが、21番の部屋についていた内風呂です。こちらは独自源泉のお湯を思う存分注がせることができる1人サイズの浴室で、宿泊するまでこの部屋の存在に全く気づきませんでした。女将さんの話だとあと2部屋あるのだそうで…。源泉温度が72℃ということからお湯を冷ますのに時間がかかりそうだったので、夜19時の時点から少しずつお湯を注がせることにしました。加水無しの源泉100%を楽しむために途中で何度か湯もみをし、窓を開けて外気を入れて冷まし3時間ほど待った後にやっと入浴しました。1人サイズのワインレッドポリバス浴槽に注がれるお湯は、ほんのり硫黄臭が香る素敵なお湯で、45℃のお湯が体にピリッとさし込んできます。シアワセソノモノです。自分で温度を好きなように調整できるのも良いです。いやぁ、ビックリしました。まさかこんな浴室があるとは!

 その日の晩にとんでもないことに気づきました。いつも双葉荘の玄関前で融雪用に出しっぱなしになっているビニールホース。それと同じようなものを廊下の洗面所で見ました。もしやこれもお湯が出っぱなしか?と思い、引っこ抜いてみると…。やはり熱々のお湯が流しっぱなしで排水溝へダイレクトで落ちていました。モッタイナーーーーーーイ!と思ったのですが、一旦ポンプを止めるとメンテナンスが大変なのだそうで、出しっぱなしにしているのだそうです。
 次の日の朝食は、紅鮭(分厚いんです)、トロロ芋、温泉卵、海苔、筋子、納豆…、どれもこれもご飯がすすむおかずがオンパレードなんです。おかげさまで、ご飯を4杯おかわりしてしまいました。

 お湯良し、食事良し、部屋良し、そして部屋風呂もありとくれば文句なしでしょう。今までの評価に1つ★がプラスになることは間違いなしです。東北新幹線が青森まで伸びてから、浅虫温泉は大打撃を受けているようで、年々観光客の利用が減っているようです。みんなの力で盛り立てて、このような素敵な旅館を支えていければ良いと思うのですが…?
 ぜひみなさんも一度宿泊で利用してみてください。絶対満足いくはずですよ。

H24/4/7宿泊


 まさかまさかの2年連続宿泊です。浅虫温泉双葉荘に当日の夕方に宿泊できるか聞いて素泊まりで利用させていただきました。この日の双葉荘の湯はビリッと熱めで芒硝臭が最高潮の香りを放っていました。最近芒硝泉に全く行けていなかったのですごく体がうれしそうでした。夜2回と朝1回、合計3時間程度お湯を楽しみました。やはりここのお湯は浅虫の中では群を抜いていますね。

H24/4/28宿泊


庭先にある源泉ポンプ。今日も絶好調でした。    今回は22号室。部屋に風呂はあるのですが、大浴場をしっかり利用しました。   ビリッと熱めで芒硝臭抜群です。


 10月末で営業を終了すると聞いて、いてもたってもいられなくなり、実家の両親と一緒に宿泊利用しました。今回は1泊朝食付きです。あと2ヶ月かと思うと悲しくなってきます。お湯は相変わらず絶好調で、1度に2時間くらいお湯に浸かり続けました。好きですねぇここの湯は。

H26/9/14宿泊