***温泉(In The Wild Nature Spa 


施設名 ***の湯
場 所 青森県青森市某所
源泉名
泉 質 推定 単純硫黄泉
温 度 pH - 溶存成分総計 -
お湯の様子 無色透明,弱硫黄味,弱硫黄臭,かなり熱め,自然湧出
料 金 - 営業時間 -

 青森市内某所にあるネット上で有名な野湯。自然公園内にあることと,私有地では無い場所に重機を入れて造った建造物であるため,青森市側から「すぐに撤去してください」との警告が出されている曰く付きの場所。以上の点をふまえてあえて場所やアプローチは載せないでおくことにする。
 昔この地区には1軒宿の旅館があった。しかしここにダムを造るという計画があったためこの旅館は廃業,そして手前にあった集落はダムに沈んだ。実は中学生の頃に1回,15年前に1回ほどここのお湯を利用したことがある。その頃は露天風呂ではなく,旅館跡地の(建物などもう無い状態)タイル浴槽のみが川原にポツンと残っていただけで,こんなに有名ではなかった。ある意味あの時期に入っておくことができて良かったなと思える。

 さて,この地域は旅館が使っていた源泉および宿の跡地周辺がぎりぎりダムに沈むのを免れため,お湯自体が川原や川底からどんどん自噴している。そこに有志の方々が重機を持ち込み4人くらいが利用できるコンクリートと石で天然の露天風呂を造ったもの。現在は,それだけで満足せず有志の一人がちょっと上流にさらに深い(重機無し)手作りの露天風呂を作り直しているところ。今回は手前にある露天風呂を利用し,奥の手作りを見学させてもらった。手作りの露天風呂は連休の後半ということで様々な人たちが訪れお湯がかなり汚れていたため全身浴せず部分浴で利用させてもらった。無色透明なお湯で,源泉はかなり熱いはずなのだが川水と混合されやや温めの温度設定になっていた。湯口は浴槽内に突き出ており,残念ながら味わったり香りを嗅いだりすることはできないが,浴槽の下の川原に昔ながらの源泉パイプ(ホース)があり,そこからお湯が出ているのを嗅ぐ限りでは,芒硝カルシウム成分を多量に含んだ単純硫黄泉といったところか。
 ちょっとだけ上流の川原に石を組んだ深めの別露天もあるが,これは先日の大雨で壊滅的ダメージを受け,2ヶ月かけて修復中とのことだった。造り主の男性が必死に作業していた。

 今更言うのも何だが,ここの温泉は旅館が廃業する前にぜひ訪れてみたかった。青森市の川の上流にはダムに泣かされている温泉が実に多い。

H18/9/24再再訪


  
手作りで川原に作られた浴槽。大雨で流されたために復旧中。    いつの間にか立派に整備されてしまいました。    こちらがちょっと下流にある有名な***の湯。

  
すぐ横にある使われていない自噴源泉。熱いです。  向かう途中の川原のあちこちに自噴している源泉です。   橋の上から川を見るとうっすら青みがかっています。