グダリ温泉(Gudari Spa 


施設名 又兵衛の茶屋
場 所 青森県青森市駒込字深沢
源泉名
泉 質 推定 含土類-芒硝-食塩泉
温 度 湯口48.0℃ pH - 溶存成分総計 -
お湯の様子 黄土色濁り,熱め,びりびり,金気臭→土臭,金気味→石膏味,黒い砂湯花,かけ流し
料 金 400円 営業時間 8:00〜17:00(宿泊客次第でお断りあり) 冬季閉鎖

 青森市田代平にある八甲田山の登山基地にあたる民宿。10年くらい前に人から勧められて温泉を採掘し,それから内湯を持つ温泉民宿になった。しかし浴室が小さいためほとんど宣伝しておらず,地元民であってもここに温泉があること自体知らない場合が多い。最近足湯を始めてその存在がクローズアップされた。男女別の内湯が1つずつある。温泉名はこの地を訪れた有名な温泉マニアが命名してくれたらしく,近くにあるグダリ沼からとって「グダリ温泉」と呼んでほしいと言っていたため,グダリ温泉と修正しておく。(H19/9/2修正)

 食堂としての利用客が多い中,日帰り入浴も積極的に受け付けている。入口から食堂の受付でお金を払い,門番をしている犬の前を通り過ぎて旅館内部に入る。角を右に折れるとそこに浴室がある。浴室も脱衣所も狭い。浴室内には木製のスノコが敷いてあり,タイルばりの正方形浴槽が1つあるだけ。黄土色に濁ったお湯で浴槽内が見えないが手前に浅い部分があり,そのまま入ろうとするとおそらくつまづいてしまう。よってここの入浴は「小さい子どもはご遠慮下さい。」となっているのである。お湯は昔使われていた雪だるま湯口のすぐ横の金属製のパイプから水平に(女性用はなぜか垂直に)注がれる。熱めの源泉は無色透明で金気臭がする。飲用するとやはり若干金気味がする。時間と共に酸化し黄土色に濁るらしい。湯温以上に体にビリビリ差し込んでくるお湯で体がよく温まる。分析表が無いため正確なデータはわからないが八甲田温泉遊仙の芒硝泉に金気を足したような感じがするお湯で,浴後に汗が出ないことから芒硝成分が多めに含まれていると推測できる。ここのお湯は良いです。さすが八甲田山麓,良いお湯出してます。八甲田山系のお湯をコンプリート しようと思っている人にとっては,田代元湯と同様に外せないであろうお湯。

H18/8/6

  
こちらが男湯浴槽。床の木製スノコも変色している。   雪だるま湯口の横から水平に注がれる源泉。   こちらがかけ流し。鉄分+塩化土類成分の結晶。

  
最初は無色透明。参加して茶褐色に濁り,黒い湯花が出る。  こちらが女湯。左右対称で,湯口が垂直投入式。  足湯もある。結構ここの存在は知られていない。


 仕事の都合で体が真っ赤に日焼けしてしまい、このままでは大変なことになる!と思い、青森への帰り道がてらほんの一寸だけお肌のケアのために芒硝泉に立ち寄りました。新しくなった又兵衛茶屋に立ち寄るのは初めてなのでとてもわくわくしていました。

 以前と同じ場所にありながら、広さがちょっとビックリの2倍サイズになっていました。総木造の湯小屋は、浴槽、壁、天井まで全て木造でこだわって作られており、そこに茶褐色のお湯が注がれていました。木の樋のようなもので覆われた湯口はそのまま浴槽の底の方まで続いており、浴槽の底の方から注がせる方式に変わっていました。熱めのお湯なので、そうすることによって、湯温をうまく調整できるので良い方法だなと思いました。湯はほんわか温泉臭と土臭が混じったような香りが漂い、湯上がりはサラサラになります。ジリジリに日焼けしていた肌も、おかげで一発で炎症が治まりました。しかし、まさか次の日もその肌が日焼けに晒されることになるとは…。つづく。

H25/8/3

  
こちらが新しくなった浴室。オール木造で湯気が篭もる造り。    相変わらず茶褐色に濁っているお湯。   湯の底から静かに注がせる方式の湯口がありました。    壁も天井も全て木造のウッディ浴室です。