熊の湯温泉(Kumanoyu Spa 


施設名 熊の湯温泉

場 所 西津軽郡鰺ヶ沢町大字一ツ森町字湯湧淵
源泉名 熊の湯温泉
泉 質 ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉
温 度 35.8℃ pH 6.8 溶存成分総計 2,860mg/kg
(Na 437mg, Ca 284mg, HCO3 665mg, SO4 631mg,Cl 443mg)
お湯の様子 茶褐色濁り、塩味+炭酸味、源泉温め、加温有り、消毒あり、かけ流し
料 金 400円 営業時間 10:00〜20:00 営業期間 6月〜10月

 鰺ヶ沢町の国道101号線から明石川沿いに白神山地の方向へ入っていった先にある1軒宿の温泉旅館。今まで2度ほど前まで行ったことはあったのだが休みだったり冬期閉鎖だったり…。ついにこの日がやってきた。

 渓流釣りのお客様たちがメインの温泉旅館のため、日帰り入浴はあまり望ましくないのかと思っていたのだが快く受け入れてくれ、食堂のようなエントランスから入ってすぐ右手にある浴室まで案内してくれた。昔ながらのこぢんまりとした旅館で、浴室も小さめになっている。手前が男湯で、奥が女湯だ。脱衣所を抜けて浴室へ入ると、岩作りで組まれた浴槽が2つに分けられていて、茶褐色濁り湯が目に飛び込んでくる。わぉ。今まで数多くの温泉サイトで見た景色がそこに広がっていた。軽くかけ湯をして早速浴槽に浸かってみる。温めのほうも熱めのほうもあまり湯温は変わりないように思えたが、奥の湯口から注がれている方が熱めの浴槽になっている。お湯は若干キシキシ感があるお湯で、塩味と強めの炭酸味が感じられる。ふわふわと体が浮かんでいくような感じがするお湯で、やや温めの温度がとても心地よい。カランから出ているお湯は透明なのに、時間と共に酸化していき、茶褐色濁り湯になっていく。そして床や岩の縁を茶褐色に染めていっているのだ。まさしく鉄を含んだお湯の特徴と言えましょう。

 これで西津軽郡のお湯のとりこぼしはほぼなくなり、あとは、青森の大規模センター系を残すのみか???

H29/7/15 


  
茶褐色濁りのお湯が美しいです。     湯口から注がれるお湯。     床に成分が層をなしてこびりついていきます。